『吉野紗香写真集/saya 紗』
2006年 04月 08日
そんな彼女の、これが4年ぶりになる写真集だそうで、チャイドルとして持て囃されていた彼女も、もう23歳だとか。そういえば前の写真集が「二十歳の記念」とか銘打たれていましたっけね。こっちも歳をとるわけです。
まぁそういった年齢を考えるとそれほど意外なことではないのかもしれませんが、それでも今回の写真集は結構驚きました。
所謂チャイドル時代の写真は殆ど知らないのですが、彼女の場合、ある時期から非常に背伸びした写真が増えています。例えが悪いですがそれは子どもが厚化粧しているようなもので、それが琴線に触れるという人もいるでしょうが、個人的には好きではありません。
別に子ども子どもした写真が良いと言っているのではなく、要するに歳相応の自然体の写真で充分に勝負出来る素材じゃないか、と思っていたわけです。そういった、作られた写真の合間でふと垣間見せる自然な表情を捉えたショットを見るにつけ、余計にそう思ってしまいます。「少女」と「大人の女性」の狭間での危うい色気を醸しだそうという狙いはわかるのですが、それは作って表現するものではなく、自然に現れるものを掬い取ることに価値があるんだとも考えますし。
ですから彼女の写真集の場合、おそらく同世代の他の女性タレントに比べて露出度の高い写真が多いんじゃないかと思われます。もっともそれは、周囲の大人たちの計算だけでなく、本人の希望もかなり入っていたようですが。
そこで今回の写真集ですが、メイクは以前ほど濃くはありませんが、逆に妖艶さは増しているようです。イメージと本人の年齢が近付いてきたせいでしょうか、全体的にかなり色っぽい仕上がりになっています。それに雑誌などでは封印されていますが、セミ・ヌードというか、一糸纏わぬ姿も何ショットか収められています。正直言ってここまでやる必要もないのでは、と思わないでもないですが、何か心境の変化か、大いなる決断をしたのかも知れません。
ただこれで凡百のセクシー・タレントと同列に語られてしまいかねない立場になってしまいましたので、今後の展開へ向けては大きな舵取りが必要になるでしょうが。