『戦国自衛隊1549』(2005)
2005年 06月 19日

それにしても『戦国自衛隊』というくらいだから、近代装備の自衛隊が戦国武者とやり合う話だとばかり思っていたんですが、戦国時代を舞台に自衛官同士が対決する話だとは思いませんでした。これなら設定を現代のままにして、自衛官のクーデター話にしても成立しそうですが、それだと『機動警察パトレイバー2』になっちゃうかな。まぁへんな理屈こねてつっこむよりも、まったりと鑑賞するのが正しい見方なのでしょう。
ただ、キャスティングには若干気になる点があります。この物語に出てくるのは現代人、現代から戦国時代にタイムスリップして溶け込んでいる人、それに生粋の戦国時代の人、の3パターンあるわけなんですが、役者さんの色分けがきちんとされていないんですよね。特に2番目と3番目のパターンの境界線が曖昧。それだけ時代劇をきちんと演じられる人が少なくなっているということなんでしょうけれども。綾瀬はるかのふにゃふにゃした台詞回しもマイナスです(可愛いけどね)。そのあたりでもきちんと時代的なギャップが巧く出ていれば、もっと面白くなったのにと思うと残念です。
なお、これから見ようと思っている人は、北村一輝と伊武雅刀のX星人コンビに注目しましょう。ちょっとした儲け役になってます。嶋大輔も美味しい役なんですが、如何せん演技(というか滑舌)が・・・。
そういや、何故か劇場に自衛隊のパンフレットが置いてありましたが、この映画見て入隊しませんか?ってことかしらん?

福井晴敏氏の今作は、あの半村良氏の名作のリメイクです。というより、殆ど別物なのですが…。劇場で観てなかったので、早速、レンタルで鑑賞しました。邦画を応援しているのですが、何しろ、当たり外れが酷すぎるので、どうしても、気に入った作品以外は劇場に足が向かないのです。でも、鹿賀丈史が悪役やってるし、伊武雅刀氏も悪そうだし・・・。と楽しみにしてました。 で、いきなり、タイム・スリップなのですが、そこで流れが沈降してしまい、いきなり、世界がどうこうの話に広がって…。という感じです。よくわかりませんが、...... more

今更ではありますが、『戦国自衛隊1549』を見ました。千葉真一のは見ていません。『亡国のイージス』が公開された頃だっけ?あの頃は今ほど自衛隊のことは詳しくなかったけれど、『亡国〜』は映画館で見たんだけどな。こちらは、あちらこちらで「イマイチ」という評...... more
この感想天晴れですね。宣伝の割に裏切られた感じがありました。
自分に記事には書けませんでしたが。気持ちいい記事に拍手。
ではでは今回はこの辺で失礼します。
お褒めに預かり恐縮です。
この作品、随分叩かれていましたし、自分でも納得しているわけではないんですが、何もそこまで言わなくても、とか、みんな過剰な期待しすぎだよ、なんて思いつつ、結構きついこと書いてんなぁ、と後で気付いた私です(苦笑)。