『パリ・ルーヴル美術館の秘密』(1990)
2005年 04月 29日

美術館のガイド的なもの? それとも昨今流行りの美術品や美術史に秘められた謎を解くといったミステリー調の物語だろうか?
実際はそのどちらでもなく、ルーヴル美術館で働く1200名ものスタッフを追ったドキュメンタリーである。
倉庫の中で目当ての作品が見つからず途方にくれるスタッフ、展示スペースをどう活用しようかと悩むスタッフ、人海戦術で美術品を搬入・掲示するスタッフ、展示品を補修するスタッフ、消火訓練や救急医療訓練を受けるスタッフ、厨房や食堂、トレーニング・ルームまで、一般人には窺い知れない巨大な美術館の裏側は一見の価値はある。
1990年の作品だが、日本では一昨年の暮れから昨年にかけてようやく公開され、見に行きたかったのだがなかなか時間が合わずに断念したのだが、ただナレーションもなく美術品の直接的紹介もなし、無作為に映し出される映像の羅列は1時間半弱という上映時間にも拘らず、かなり辛い。眠れない夜には最適の一本と言えるかも知れない。
監督はニコラ・フィリベール。

ルーヴル美術館のスタッフ(なんと1200名!)に密着して、普段見れない働きぶりにスポットを当てたドキメンタリー。 以前ルーヴルに行ったことがあって、1日ではとても見きれないほどの展示品の数々を身をもって体感したので、どういう風に運営されてるかというのには興味深々です。 オープニングは夜のルーブル(ひょっとしたら倉庫かも)を懐中電灯照らしながら、絵や彫刻を映し出していくんですが、もうこれが、子供の時に読み漁った、モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンが盗みに入ったシーン見たいで、1人でワクワ...... more
興味深いのは確かでしたが、睡魔との戦いは辛かったです(^^; カヌ