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『エイリアン4』(1997)

『エイリアン4』(1997)_e0033570_22464134.jpg宇宙船オーリガ号の船内では、エイリアンの幼生を体内に宿したまま生命を断ったリプリーのクローンが開発されていた。
彼女の体内からエイリアンを取りだし、生物兵器として軍事利用しようとしていたのだ。
しかし成長したエイリアンたちは軍部のコントロールを離れ、暴走を始める。

リプリーが死んで完結したはずのシリーズが復活。
今度のリプリーはクローン人間であり、尚且つ遺伝子レベルで体内のエイリアンと融合している彼女は、最早リプリーであってリプリーではない。
例え駄作でもシリーズの続編には寛容なつもりだが、ここまで来るとちょいとハズしたんじゃあるまいか
リプリー抜き、あるいはもっと違った形での再登場という選択肢もあろうに(勿論主人公でなくても構わない)。

『エイリアン4』(1997)_e0033570_17323591.jpg時代設定は前作から200年後ということになってるらしく、単純計算で第一作からは400年近く経過しているわけだが、テクノロジーの進歩が殆ど見られないのも不思議。
ひたすらリプリーのみ加齢していってる印象だ(失礼!)。
それに恐怖感を煽ることはあっても、生理的に嫌悪感を与えることの少なかったシリーズだが、今回は少々グロテスクさが目につく。
特にクライマックスで登場するニュー・ボーンは、エイリアンと人間の合の子という設定だが、これが実に醜悪。
ただそれがかえって哀れさを誘うのだから、わからないものである。

ラストは遂に地球に降り立つリプリーの姿。
当然のように『5』の企画も進んでいるようだが、今度は地球を舞台にしたエイリアンとのバトル勃発か。

Tracked from 風に吹かれて-Blowi.. at 2007-07-16 15:00
タイトル : #624 エイリアン4
監督:ジャン・ピエール・ジュネ 脚本:ジョス・ウェドン 製作:ゴードン・キャロル、デイヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル、ビル・バダラート 撮影:ダリウス・コンジ 音楽:ジョン・シー・フリゼール 美術:ナイジェル・フェルプス 編集:ハーヴ・シュナイド 衣装(デザイン):ボブ・リングウッド 出演者:シガニー・ウィーバー 、ウィノナ・ライダー 、ダン・ヘダヤ 、J E フリーマン 、ロン・パールマン、ドミニク・ピノン、ゲイリー・ダーダン、マイケル・ウィンコット、キム・フラ...... more
Tracked from 羅夢の映画放浪記 at 2010-07-23 15:09
タイトル : エイリアン4
評価 ★★☆☆☆ ジャン=ピエール・ジュネを監督に迎え、新たなるビジュアル・ショックで描き出されたシリーズ第4作! 新種エイリアンも登場! 2470年。 あの日から200年後、軍の科学者達によってリプリ...... more
Tracked from いやいやえん at 2012-06-03 12:38
タイトル : エイリアン4
無茶な設定ですよね^;リプリーが溶鉱炉に沈んでから200年後、クローン技術によってよみがえるリプリーと体内のエイリアン。しかもリプリーはエイリアンのDNAが混じったようで超人的な能力を発揮(酸性の血になっている)、軍事技術として体内から取り出されるエイリアン、そして増殖。 自らの生んだ「ベビー」に微笑みかけるリプリーの姿を見ると、やはりこれはクローンであって生身の「人間」ではないのだという気にさせられる。エイリアンを壊滅させることに強い信念で行動していた彼女とは正反対の所作である。 不...... more
Tracked from 我想一個人映画美的女人b.. at 2012-07-10 23:09
タイトル : エイリアン 1,2,3,4/ALIEN 1.2.3.4
ランキングクリックしてね ←please click SF映画の金字塔で傑作、リドリー・スコット監督の「エイリアン」(1979年)から33年 ついにその原点を描く「プロメテウス」が来月24日からいよいよ日本公開 1は子供の頃だったので劇場では観てないものの、大...... more
Tracked from 新・映画鑑賞★日記・・・ at 2012-08-16 00:41
タイトル : エイリアン4
【ALIEN: RESURRECTION/ALIEN 4】 1998/03公開 アメリカ 107分監督:ジャン=ピエール・ジュネ出演:シガーニー・ウィーヴァー、ウィノナ・ライダー、ロン・パールマン、ダン・ヘダヤ、J・E・フリーマン、ブラッド・ドゥーリフ 前作でエイリアンを宿したまま自殺を図...... more
Commented by chibisaru at 2007-07-16 15:06 x
何を思ったか、1・2・3を見てないのに、「4」だけ先にみたドアホです(^^;
ニューボーンだけ強烈に覚えていました。造詣もさることながら、その最期も衝撃的で・・・。
リプリーが最早人間ではないものになってまで再登場させる必要があったんでしょうかねぇ?

「5」は、そろそろリプリーじゃなくってもいいような気がいたします。
Commented by odin2099 at 2007-07-16 23:15
劇場で観ている(といっても名画座ですけど)のは「1」だけですが、一応順番どおり観ております(笑)。
「1」~「3」すっ飛ばしてイキナリ「4」とは素晴らしい!
お話、わかりましたか?(苦笑)

でも逆に後で「1」を観ると、その傑出振りが分かるのかもしれませんね。
by odin2099 | 2004-12-20 23:05 |  映画感想<ア行> | Trackback(5) | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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