『スター・ウォーズ/破砕点』 マシュー・ストーヴァー
2005年 07月 12日
メイスの日記の引用という形で時折一人称を挟んだりと趣向を凝らしてはいるものの、ハルウン・コルの設定、その社会を構成している住民の特徴、キャラクターの配置などがわかりづらく、最後まで読みにくさは抜けなかった。
馴染みのキャラクターが少ないのも理由の一つかも知れないが、個人的に、由緒ある人物(最初の『スター・ウォーズ』構想段階から、主人公の名前として挙げられていた)の割にメイス・ウィンドゥに思い入れがないからかもしれない。これは演じているサミュエル・L・ジャクソンのせいで、映画を見る限り偉大なマスターというより胡散臭い人物に見えてしまうからだが。
もう一方の主人公であるデパは、映画『エピソード1』にも『2』にもジェダイ評議会の一員として出てくる正統派(?)キャラクターだが、まさかこのような運命を迎えるとはねぇ・・・。