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『急行『北極号」』 C・V・オールズバーグ

映画版の『ポーラー・エクスプレス』も公開中なので、その原作本(絵本)をご紹介。
映画を見た後でこの本を読み返すと物語があっさりしすぎていて物足りなくも思うが、映画を見たときはシンプルな物語をうす~く引き伸ばして、さらにゴテゴテと思いっきりデコレーションを施した印象が強かった。
『急行『北極号」』 C・V・オールズバーグ_e0033570_1523784.jpg
また映画版の主人公はサンタクロースを信じられなくなっている少年だが、原作版では「サンタなんかいない」と友達が言ってもそれを信じられない、つまりサンタを信じている少年だという違いがある。夢をなくしかけた少年が、再び夢を取り戻す。クリスマスの奇跡が起こる、という映画版の展開の方がよりドラマティック、即ちハリウッド的になってはいるのだが、個人的には原作のシンプルさの方が好みかな。
翻訳は村上春樹で、現在出ているのはその改訳版。
Tracked from falcon's eye at 2006-04-23 21:01
タイトル : 季節はずれの"The Polar Express"
 この前見た、『ポーラー・エクスプレス』、良かったので原作の絵本を買いました。20年ほど前の本ですが、美しい絵本です。感動が新たになりました。 The Polar Express 急行「北極号」 日本語版はこちら  映画の中のせりふであった 「ポーラー・エクスプレスに乗ってどうするのか、が大切なのではなく、乗ることを自分で決めるのが大切なんだよ」って心に染みました。私にはサンタの鈴の音が聞こえるかな。... more
by odin2099 | 2004-12-07 21:13 | | Trackback(1) | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
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