『スター・ウォーズ/クライトスの罠』<Xウィング・ノベルズ>
2005年 10月 28日
コラン・ホーン殺害容疑で逮捕されたタイコ・ソークー。『スター・ウォーズ』でありながら、あたかも法廷サスペンス物かのような展開を見せる<Xウィング・ノベルズ>の5~6巻。
勿論コランは死んではおらず、帝国軍に囚われた彼はイザンヌ・アイザードの手によって、ローグ中隊への刺客として洗脳されんとしていた。
後半は謎の収容所<ルサンキア>からのコランの脱出行と、仲間たちの必死の弁護にもかかわらず、徐々に有罪へと追い詰められていくタイコの窮状が交互に描かれ、緊迫感が増していく。
しかしそこは『スター・ウォーズ』、クライマックスは首都惑星コルスカントを舞台にした新共和国軍と帝国軍との派手なバトルが繰り広げられ、ローグ中隊に潜入していたスパイの正体も明らかに。ハッピー・エンドへ向けての助走が始まるのだ。
ラストにはルーク・スカイウォーカーが登場し、コラン自身も知らなかった彼の過去が明らかにされる。