『スター・ウォーズ／運命の惑星』 ポール＆ホレス・デイヴィッズ

ジュニア小説の新たなる三部作の開幕。翻訳版では通算で”第４巻”とされている。

＜暗黒面＞の最高預言者カダーンが前面に出、遂に皇帝の真の息子トライクロップスも登場し、と物語は急展開を見せるが、一方で反乱同盟軍の秘密基地がダゴバー星に置かれたり、とファンには納得いかない設定も散見される。

馴染みの舞台を出すのはファン・サービスのつもりだったのかも知れないが、誰も座標を知らないというダゴバー星の神秘性をなくし、スケール・ダウンさせるだけだとは誰も考えなかったのだろうか。
その星で一番高い山を”ヨーダ山”と名付けるセンスも最悪だ。