『スター・ウォーズ/反乱の夜明け』<ハン・ソロ3部作>3 A・C・クリスピン
2005年 08月 27日
ダッシュ・レンダーやグリードも顔を見せ、ラスト・シーンはそのまま『エピソード4』のハン初登場シーンに繋がるなど、見事な幕引きを見せる三部作の最終巻。
ランドから<ミレニアム・ファルコン>を手に入れる経緯、そのランドと疎遠になった理由、ジャバの不興を買うきっかけとなったスパイスを捨てるに至った真相などなど、映画本編では周知の事実として説明されない事件の数々もきっちりと描かれ、ファンにも納得の仕上がりだろう。
惜しむらくはボバ・フェットの設定が若干そぐわない点か。優秀な保護官ジャスター・メリールだった過去を持つという設定は、『エピソード2』で出自が明らかになった今となっては、決定的な矛盾点とは言えないまでも些か奇異に感じられてしまうのは致し方ないだろう。