『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』アニメ#1
2024年 07月 15日
そんな彼女と隣席の久世政近は、授業中に居眠りするわ、教科書は忘れるわで、テストは赤点ギリギリの自堕落な生活を送り、いつもアリサから小言を言われていた。
しかしアリサは何故かクールな表情を装いつつ、政近に「かわいい」とか「かまって」とかわからないだろうなと思ってロシア語でデレるのだったが、実は政近は周囲には秘密にしているがロシア語がわかるので、そんなアリサのつぶやきにドキマギしていた。
燦々SUNの人気ライトノベルのアニメ化で、どんなもんかなあと1話を鑑賞。
面白かったので2話も見る。
第1話「ロシア語でデレるアーリャさん」
アーリャは今日も、先輩からの告白を玉砕し、完璧超人と噂されていた。第2話「幼馴染とは?」
そんな彼女が普段と違う顔を見せるのは、とある一瞬、隣の席でだらけている政近に対してだけ。
授業中に居眠りをしていたり、休み時間に禁止されているスマホを使ってソシャゲをしていたり。
そんな政近に日本語では注意しながらも、時々ボソッとロシア語でデレた言葉を呟くのだった。
しかし、そのロシア語の意味が実は政近に伝わっていて……!?
政近の幼馴染みである有希の手伝いで、学園の備品整理をすることになった政近とアーリャ。ストーリーはどちらも公式サイトから。
使用用途の分からない備品に呆れつつ作業を進める中、生徒会長の統也がやってくる。
彼は政近の仕事を認め、生徒会へ勧誘してきた。
政近はその誘いを断るものの、同時にアーリャが生徒会長選挙への出馬を考えていることを知り……。
そしてその夜、とある女の子が政近のマンションにやってきて……!?
ドキドキのデートが始まる!

政近は実は元華族の旧家・周防家の跡取り息子で、神童と呼ばれ英才教育を施されてきたが、家庭内で不和が生じて離婚した父について周防家を飛び出した、という過去がある。
ユニークなのはアーリャと並ぶ学年の二大美姫で、”深窓のおひい様”と呼ばれている周防有希の存在。
幼稚園からずっと一緒の政近の幼馴染としてアーリャをかき回すライバル役なのだが、実は政近の年子の実妹(もちろんそのことは秘密にされている)。
表面上は淑女だが実は悪戯好きのオタクで、更に重度のブラコン(政近もこれまた相当のシスコン)。
そのバグった政近との距離感が一層アーリャを困惑させることになるという、準ヒロインにしてトラブルメーカーだが、彼女自身も様々な葛藤を抱えている。
実はアニメ見てから気になって既刊本9冊(1~8巻とサイドストーリーの4.5巻)を全部読んだのだが、政近とアーリャが接近していく一方で周防家を巡るお話は重たくなっており、これからどちらへ転ぶのかは気になっている。
ともあれ作画面では女の子が可愛く描けているし、今のところは王道のラブコメ展開だし、ロシア語を喋るキャラに上坂すみれというキャスティングは当たりだし、十二分に楽しめている。
小説やコミックでは味わえないロシア語の可愛らしさ、その破壊力たるや…。
そういや天﨑滉平は、こっちでは義妹ではなく実妹に振り回される役か。
このまま明るく楽しいラブコメで終わって欲しいのだが……そもそもこのアニメ版、何巻分までやるつもりなんだ?