『義妹生活』アニメ＃２

第２話「取引と目玉焼き」

6月8日。
悠太は高校で沙季のよからぬ噂を耳にする。
派手な外見から、クラスでは「不良」と扱われていた沙季。悠太は沙季から、噂が事実でないことを聞く。
沙季にとって派手な外見は「完璧な人間」として周囲を見返すための手段だった。
母に楽をさせようと、経済的な自立を目指している沙季。
悠太は高額バイトを探す代わりに、夕食を作ってほしいと相談する。
それは「ギブアンドテイク」が信条の沙季のため、悠太が持ち出した取引だった。

以上、公式サイトより。

原作小説を何度も読み返しているからだろう、淡々とした、少々舌足らずな描写でも十分に思えてくる。
本来なら悠太の親友の丸友和や、沙季の親友である奈良坂真綾を紹介するシーンはもっとインパクトを与えるのがセオリーかなと思うし、沙季がイヤフォンで聴く英会話に夢中になって交通事故に遭いそうになり、たまたまそこに居合わせた悠太によって助けられるなんて場面は、二人の関係性を変える第一歩とも言える大事な場面だから大々的に取り扱っても良いかと思うが、そこはサラっと流す。
浅村家を真綾が訪れる、なんていうのもビッグイベントのはずだが、それもスルー。
理詰めというより、空気感を大切にしようという意図なのかも知れない。