『ダ・ヴィンチ・コード・デコーデッド』 マーティン・ラン
2006年 04月 19日

随分前から名前は挙がっていましたし、先にDVD版が発売されていましたが、今回ようやく翻訳版が集英社新書の一冊として刊行されました。
例によって作品中で取上げられている人物、団体、作品、場所、物、その他諸々についての解説が中心ですが、面白いのは他の関連書籍が、ともすればダン・ブラウンの著述の整合性を問うたり、揚げ足をとる傾向が多かれ少なかれ見受けられるのに対し、本書ではあからさまに否定する文章は見られないということでしょうか。
その分、食い足らなく感じる人もいるのでしょうが。
しかしこういう本を読んでいて改めて感じることは、どうも、殊に日本の読者は、題名からレオナルド・ダ・ヴィンチという人物に注目してしまいがちなんですが、実際に問題にされているのはイエス・キリストその人だということが見落とされているような気がするということでしょうね。

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当たるといいな~