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『義妹生活』#3

第3話「反射と修正」

6月11日。
連絡先の交換、家事の分担と、生活のすり合わせを続ける悠太と沙季。
その中で沙季は知らないうちに偏見を持っていたことに気付き、悠太に謝る。
見直し反省した沙季に、気にしていないと諭す悠太。
同日、帰宅した悠太は部屋干しされている沙季の下着に目を奪われてしまう。
反省し、欲望を抱くこととそれを実行することは違うと、沙季に告げる悠太。
二人の反射的行動は翌日、思いもよらない沙季の行動を引き起こす。
以上、粗筋は公式サイトより。

『義妹生活』#3_e0033570_22023446.jpg両家顔合わせの「プロローグ」を経て、綾瀬親子が浅村家に引っ越ししてきた「6月7日」に始まった物語も、この3話で「6月13日」、つまり一週間が経過したことになる。お互い相手に期待しないというスタンスでの同居生活だったが、最初にすり合わせを行ったことや、その後の会話から価値観などに共通点を見出したことから、言葉とは裏腹に二人が二人とも相手に対して「期待」してしまっていることがわかる。

そんな中での沙季の独白。
「浅村くんは危険すぎる」。
そして会話とも呟きとも取れる台詞。
「……浅村くんは、私のことを―――理解してくれすぎます。」
この一言は重い。

「エピローグ」部分は原作通りに「綾瀬沙季の日記」。
この一週間を沙希の視点で語りなおした部分だ。
アニメ版では小説版よりもかなり台詞が削られているので、ボーっと見ているだけでは悠太や、特に沙季が何をどう考えているかがわかりにくくなっているのだが、その答え合わせのパートとも言える。

ただ日記である以上、どこまで本心かはわからない。
ちょっとした仕草、視線…何度でも見たくなる作品になっている。
1クールと言わず、2クール、3クール…と続けて言って欲しい。
自分がアニメで見てみたいというシーンは、この配分だと3クール目に来そうだし。

最初に中島由貴の声を聴いた時は、あれ?綾瀬沙季ってこんなイメージなの?と思ったものだが、YouTubeを繰り返し見ているうちに彼女以外の声がイメージ出来なくなった。
素の彼女の喋り方はもっと明るくて元気だし、本人のルックスも沙季とは違うタイプの美人なのだが、これからも彼女のヴォイスで沙季の物語を紡いでいって欲しい。

4話以降は読売先輩の言動にも注目。
実は本作で一押しのキャラクターだ。


by odin2099 | 2024-07-20 22:08 | テレビ | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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