『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章/黒の侵略』(2024)
2024年 07月 21日

冒頭に「これまでのあらすじ」が付くが、それだけで20分のボリュームがあることを考えると、シリーズの重みがひしひしと伝わってくる。
物語は概ね旧作を踏襲。
重核子爆弾ならぬグランドリバースが太陽系に突入、火星宙域に差し掛かった際に『ヤマトよ永遠に』とタイトルが出てくるのも旧作通り。
イスカンダル事変を経てヤマト艦隊は解散し、旧乗組員たちは左遷され閑職に回されたりで散り散りばらばら。
そこへ突然のデザリウムの侵攻なのだが、何故か地球政府はこれを予期していたかのような反応を見せる、というのが導入部における旧作との大きな違い。
何らかの理由によって地球にはデザリウムと内通し、クーデターを起こそうという勢力があり、一方で藤堂長官らは左遷という名目で旧ヤマト乗組員たちを温存していたことがわかる。
軍の施設をピンポイントで攻撃され、無人艦隊はコントロールのプログラムを書き換えられ次々と沈黙していくが、旧ヤマト乗組員たちへは極秘で集合命令が下っていた。
ここの件、何だかあの『新・宇宙戦艦ヤマト』を連想させたのだが、うん、気のせいだよな、きっと。
英雄の丘での再会もあり、いよいよ地球を脱出する段になり森雪が負傷。
一人地球に取り残されることになる、というところまでが今回のお話。
旧作に比べて理屈っぽくなっちゃってる部分は多いが、それなりにリアリティを出そうという結果なのだろう。
第二章『赤日の出撃』は11月22日から上映開始。
二章以降はオリジナル展開が増えるらしいが、あんまり暗くて辛い展開にはしないで欲しい。
ね、神崎さん?