『義妹生活』#4
2024年 07月 29日
7月16日。太第4話から原作小説の2巻へ。
一の再婚から始まった4人での生活も1か月が経過したが、悠太は沙季との微妙な距離感に馴染めずにいた。
そんな中、沙季は苦手な現代文を教えてほしいと悠太に相談する。
悠太との日頃の “すり合わせ”とはうってかわり、登場人物の気持ちがわからないと悩む沙季。
悠太は沙季の得意な方法で問題を解くようアドバイスする。
沙季が課題の傾向を掴み始める一方、悠太は別の方法でも沙季の勉強を手伝えないか模索し始める。
同居生活が始まって丁度一ヵ月、悠太と沙希の二人も「すり合わせ」が上手くいっているのか、表面上は和やかな生活を送っている。
それでも二人の内面は大きな変化を始めている。
まずは沙季。
同居生活数日にして、悠太に惹かれるものを感じ始めていた沙季だが、何よりも他人に頼ることを嫌う彼女の選択肢の中に「悠太に頼る」という項目が出来たことだ。
そして悠太。
生活の中での優先順位が、明らかに自分自身より沙季のことが上になっている。
ただ自分の中の沙希への想いにはまだ気付いていないし、沙季が(というより女の子全般が、かな)何を考えているのかわからずに、まだまだ戸惑いの中、といったところだろうか。
相変わらず台詞は少なめで、絵だけで見せる演出が多い。
洗濯ものを二人して畳む姿を延々と映すなんて、アニメーションではあまり見られない表現だと思う。
それがこの作品の良さだとハッキリわかる一方で、もう少し原作から残しておいて欲しかった会話もある。
もどかしいところだ。
次回の「レイトショーとガチなやつ」は、ようやく沙季が読売栞と対決、じゃなく対面する話のはず。
真意の読めない読売先輩を、はたしてどう描いてくれるのか。