『キングダム/大将軍の帰還』(2024)
2024年 07月 30日
といっても描かれているのは原作漫画の16巻あたりまでだし、最新刊は72巻でまだまだ続いて行く様子なので序盤も序盤である。
まだまだ面白くなりそうだし、ここで終わらせるのも勿体ない。
役者のスケジュール確保や加齢が問題になりそうだが、はたして数年後、十数年後にリキャストでシリーズ再開、ということがあるかな。
ともあれ物語には一区切りがついた。
天下の大将軍になるとの待望を抱いた信が、秦の六大将軍の一人だった王騎と出会い、単なる”夢”をより”現実”に感じられるようになり、その教えを乞うて少しずつ成長していく。
大将軍とはどんな存在なのか、その一端に触れることは出来たであろうし、その最期を看取ることで何かを得ることも出来た筈。
プロローグとしては理想的な終わり方だったろう。
これだけのスケールを持った邦画は、昨今なかなかお目にかかれまい。
その礎を築いた原作者も含め、この四部作に携わった全てのスタッフ、キャストに先ずは感謝の意を表したい。