『仮面ライダーガッチャード／ザ・フューチャー・デイブレイク』（2024）

『仮面ライダーガッチャード』も１話も見ることなく、もうすぐテレビはクライマックスを迎えるところ。
今回のお話はどこに位置するんだろう？
完全な番外編なのか、シリーズのどっかに組み込めるお話なのか、それとも最終回後のお話なのか。
なんとなーく一区切りがついた後、という雰囲気ではあったが。

かつて未来から来た自分に助けられた主人公、今度は自分が助ける番とばかりに未来世界に行くのだが、そこは想像以上のデストピアだった、という感じかな。
過去（現在）と未来、二組の自分とパートナーの関係性。
ここを上手く持っていければ素敵な、しかしちょっと切ないラブストーリーになったかも？と思えたのだが、残念。

そこまで表現するには照れがあったのか、子供番組ということでストップがかかったのか、そもそもそんなことは考えもしなかったのかはわからないけれど、勿体ないことしたなあと思う。
まあ高校生かそこらの男女に、あまり深い恋愛描写を演じさせるのは無理だ、とはわかってはいるんだけどね。

違う意味で勿体なかったのは、大人パートの方。
どんなに素敵なプロットがあっても……やっぱり演技力って大事だよね。
特にフィクションの場合、一気に興ざめになる。
決め顔で偉そうなこと言われても心に響かない。