『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』#6
2024年 08月 18日
有希が生徒会長選に向けてパートナーに指名したのは、彼女の従者である君嶋綾乃だった。今回の前半は有希&綾乃パート、後半はマーシャのパート、と色分けできそう。
綾乃は政近が有希ではなくアーリャの補佐役となったことで周防家当主が怒っていることを伝えるが、政近は「周防家の事情など俺には関係ない」と言い返す。
その想いを知った有希もまた、アーリャ&政近にどう立ち回るのか考え始め……。
一方、政近と綾乃が新たに加入した生徒会では歓迎会が開かれる。
その裏では、新たなライバルが動き始めているとは誰も知らずに――。
そして全編通じて描かれているのは、政近がハイスペックなこと。
原作小説読んでる時はさほど気にならなかったのだが、この作品の欠点はアーリャが没個性な点。
もちろんヒロイン属性はマシマシなのだが、アーリャじゃなければ、というポイントがこれといってないんだよなあ。
政近が盛り立ててるから、マーシャがアーリャ大好きオーラで包んでいるから、有希がアーリャをライバルとして認めてる(というより政近をライバルとして認識して、そのパートナーだから、という位置づけだが)からそのヒロイン属性も発揮されているのだがなあ。
なので今回ラストに登場した谷山沙也加が、アーリャは生徒会に相応しくない!と断言するのも、あながち間違いじゃないよな、という気にはなってしまう。
そもそも政近はなんで有希じゃなくてアーリャを選んだのかが、これまでの展開だとわかりづらいし。
まあ、周囲から弄られてナンボ、というキャラではあるんだけれどね、アーリャは。