『義妹生活』#7
2024年 08月 18日
悠太が勉強を教えてくれるようになってから、沙季は悠太と栞の関係が気に掛かっていた。Aパートは丸々沙季の日記パート。
その感情の正体がわからないまま、沙季は自立のために悠太と同じ書店でアルバイトを始める。
8月22日、夏休みに入って遊ぶこともなく、悠太は夏期講習に、沙季はバイトに勤しむようになる。
悠太は亜季子から、暑さが苦手な沙季はプールが好きだったと聞き、真綾からプールに誘われているか聞くが、沙季はプールには行かないときっぱりと答える。
これは原作2巻の巻末についているものなの、で本来ならば6話のラストに入れるべきなのだろうが、おそらく尺の都合で7話の頭に来たのだろう。
それにしても4話~6話までの沙季の言動。
主に悠太に対するものだが、その殆どが嘘、もしくは巧妙にズラしたものだというのは深い。
探していた本があったとはいえ、沙希は何故悠太のバイト先である書店へ足を向けたのか。
そして高額バイトを探していたはずなのに、決して給料が良いわけでもない悠太と同じ書店バイトを選んだのか。
全ては悠太との会話にしばしば登場する読売栞という女性への興味と、自分の知らないところで繋がっているかもしれない二人への不安。
その感情を沙季自身は”嫉妬”と定義した。
この結論を原作通りの日記パートの最後ではなく、7話の最後に持ってきたのは尺の都合ではない”計算”なのだろうが。