『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』#10
2024年 09月 12日
風邪を引いた政近は、有希に病欠の連絡を入れる。病気見舞いと称して政近の元へアーリャ、次いで綾乃を送り込む有希。
しかし、放課後に看病へやってきたのはアーリャだった。
アーリャがおかゆを作ってくれたり、メイド姿の綾乃と対峙したり……。
てんやわんやの一日を過ごした政近は、翌日昼頃になってようやく目を覚ます。
一方アーリャは、有希がパーソナリティを務めるお昼の校内放送にゲストとして呼ばれていた。
政近が病欠の中、果たしてアーリャは生徒会長候補として、この突発イベントを乗り切ることができるのか?
だが有希はわざと政近の体質に合わない薬を持たせていた。
政近はいつも以上の深い眠りに誘われることになり、その不在のタイミングを狙い、有希はアーリャに罠を仕掛ける。
遂に淑女の仮面を脱ぎ捨て、本領を発揮し始める有希。
だが全てを知った政近は逆に闘志を燃やし、完全勝利を狙いに行くのだった。
有希が冷酷な一面を見せ不敵に笑うが、政近はそれ以上の悪い顔を見せる場面がある。
この時の口元がそっくりで、流石に兄妹だと思わされる。
元々この二人、目元だけはそっくりという設定があるが、小説の挿絵やコミカライズ版ではそれほど似てるようには描かれていないのだが、アニメ版ではしっかりと描かれているのが嬉しい。
沙也加と乃々亜も加わって、いよいよ次回=最終回では終業式でも生徒会”あいさつ”(事実上の来年度生徒会長選挙における所信表明演説)の場面が出てくると思うが、過去最高に格好良い政近の姿が見られ、かつ有希の強者というかラスボス・ムーヴも見られる筈で、今から楽しみだ。
尺の関係や地上波放送という枷もあってのことだろうが、原作で愉しみにしていた場面ややり取りが割愛されることも少なくなかったこのアニメ版だが、作画のクオリティは高いし安心して見てはいられた。
有終の美を飾って是非ともシーズン2へ向けて弾みをつけて欲しい。