『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』
2024年 09月 21日
あ、同じ<シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース>という括りだけど、今回『エヴァ』はパスです。
リアルタイムではなくインターバルを結構入れて見てたんですが、この3本ってかなりボリュームがあるのでなかなかキツイですな。
出てくる俳優さんもお馴染みさんが多いですし(しかも意図的に続投させてる方も何人か見受けられますし)、ちょっと混乱してきます。
以前にもどっかで書いたはずですが、個人的評価並びに好みだと『シン・ゴジラ』>『シン・ウルトラマン』>『シン・仮面ライダー』の順。
製作順もその通りなので今回もこの順番で見ましたが、もう最初の『シン・ゴジラ』でお腹いっぱいになります。
『シン・ゴジラ』は東京、いや日本という国家レベルの危機に立ち向かう話ですが、米国や仏国、独国の影もちらついたりで世界規模の災厄を描いてるという点でスケールの大きさが抜きんでています。
『シン・ウルトラマン』は宇宙人が出てきて地球を支配しようとしたり、地球人を殲滅しようとする話なので一見すると『シン・ゴジラ』よりスケールアップしてるように思えますが、出てくる人物がほぼ専門家と関係者に限定されるので(『シン・ゴジラ』のように市井の人物の描写が殆どありません)意外に小さな世界のお話ですし、『シン・仮面ライダー』は言わずもがな。
日常世界の裏側で暗躍する組織内抗争の話でしかありません。
むしろ『シン・仮面ライダー』→『シン・ウルトラマン』→『シン・ゴジラ』の順番に見た方が、スケールも大きくなるし、少しずつ架空世界から現実に根付いた取っつきやすい世界へと舞台が移行していくので、見易いのではないかなあ、なんて気もしてます。
ちなみに3作品に共通しているのは、竹野内豊が同じような立ち位置のキャラクターを演じ続けていることですが、続けて見ると思ってたほど同一人物感は希薄ですねえ。
伊福部昭メロディは上手く使われていると思いますし、宮内國郎メロディもまあまあ納得のいく使われ方だったのですが、菊池俊輔メロディはどうにもこうにも画面に対して収まりが悪く感じられます。
仮面ライダーの活躍シーンに「レッツゴー!ライダーキック」のインストが流れて来ても、ワクワク感がさっぱり感じられません。
作品の狙ってる方向性が、オリジナルのTVシリーズとこの劇場版では全く違うからなんでしょうけれども。