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『大怪獣ガメラ』(1965)

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今年は「ゴジラ」シリーズを順番に、もう一度見直そう! 
という計画を立て実行している最中なのですが、やはりそうなると「ガメラ」も放っておけません。
もうじき久々の新作映画も公開されることですし。ということで第一作を見直してみました。
「ガメラ」シリーズはTVでちょくちょく放送していたのを見ていましたが、この作品は唯一の白黒作品なせいか、記憶はありません。
17~8年前にビデオで見たのがおそらく最初でしょう。
その後で劇場で見る機会も得ましたが、この時は「思っていたよりずっと面白かった」というのが正直な感想でした。

「ガメラ」というと、どうもチャチでバカバカしい、という印象が強かったのですが、映画が始まってすぐにガメラが姿を現し、後は如何にガメラを退治するかに物語が絞られているので一気に見られます。
人間側のドラマも、ガメラ退治に知恵を絞る科学者連中が中心で、後はカメラマンと博士の助手とのちょっとしたラブ・ロマンス(?)と、亀狂いの少年が出てくるくらいで、いずれも本筋には絡んできません(このガキが自分勝手で我侭で、見ていてイラついてくるのは許せませんが)。
ミニチュア・ワークは東宝の「ゴジラ」モノに比べればだいぶ見劣りするものの、結構大きなセットを組んだりして頑張っているのは評価しても良いでしょう。

というわけでこの時はかなり好印象だったんですが、今回改めて見てみると…弛れる。
なんでこんな作品を面白いなんて思ったのだろう?と不思議になるくらいです。
感性が鈍ったんですかねぇ。

Tracked from 良い映画を褒める会。 at 2006-04-27 01:27
タイトル : 『大怪獣ガメラ』(1965)東宝のトカゲのでっかいのと、..
 大映が放った、大怪獣ガメラ・シリーズの記念すべき第一作目がこの『大怪獣ガメラ』です。東宝出身の大怪獣で、1954年にデビューして以来、超人気スターであり続ける先輩ゴジラに続けとばかりに、10年以上の歳月も遅れてデビューしたのが大映の大亀スター、ガメラです。監督には湯浅憲明監督が起用されました。出演には船越英二、左卜全らが顔を出しています。卜前さんは相変わらず、良い味を出しています。... more
Commented by 用心棒 at 2006-04-27 01:25
 こんばんは。そして、はじめまして。TBありがとうございました。ゴジラに比べると、ガメラはライバルに恵まれていないために、名勝負がありませんね。ただ、あのシュールでスタイリッシュな飛行シーンだけはとんでもなく、かっこよいので好きです。また、おじゃまします。
Commented by odin2099 at 2006-04-27 22:50
>用心棒様

ガメラの動きはゆったりし過ぎな気もします。
あれが味があって良い、という人もいるんでしょうが、自分はイライラしてきます(苦笑)。
その点”平成ガメラ”は好きなんですがね。

”平成ガメラ”はスッパリと最初のガメラを切り捨ててしまったのが勝因だと思っています。
ゴジラは結局何度復活しようと第一作を否定した作品は作られていません。
その呪縛から解き放たれた時に、新たな光が見えてくると思います。
Commented by 猫姫少佐現品限り at 2007-06-24 14:38
こんにちは!いつもありがとうございます!
監督も当時、苦労されたようですねぇ、、、笑いながら、語っておられましたが、やっぱりあたしは、昭和ガメラは、いまいちです、、、
あと、あたしが飼っていた緑ガメは、ひっくり返しても、自力で元に戻りました、、、
Commented by odin2099 at 2007-06-24 21:43
>猫姫さま

こちらこそどーも!
やはりゴジラの二番煎じですから、ガメラの評価は低いですねぇ。
そのイカモノっぽさ、B級っぽさ、イモっぽさが良いんだ!と力説される方も多いですけど(苦笑)。
ガメラの独自性が出てくるのは、この後の3作目くらいからでしょうか。

平成ガメラは僕も大好きですが、昭和ガメラの延長線で見ると違和感アリアリですね。
最新版は、その中間を行って「良いとこ取り」を目論んだのかも知れませんが、逆に中途半端になってしまった気も・・・。
by odin2099 | 2006-04-26 22:24 |  映画感想<タ行> | Trackback(1) | Comments(4)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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