『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』#2
2024年 10月 02日
ラビック王の横やりによってログレス7ヶ国の王の座は一旦保留となったものの、レオグランス王の後押しもあってキャメロットの王子としては認められることになったアーサーは、義父エクターに連れられ今は廃墟となったキャメロット城へと足を踏み入れるが、そこは知らない場所だった。
だが奇跡的に焼け残った円卓を目にした時、アーサーの脳裏に幼い頃の記憶がまざまざと蘇ってくるのだった。
一方ラビック王は、邪魔者であるアーサーを殺害するべく黒騎士団をキャメロット城へと送り込んだ。
第1話の放送時、流れてきた主題歌のイントロを聴いただけで「音楽:菊池俊輔」だと思い込んだのだが、実際の音楽担当は田辺信一。
当時の自分の感覚からすると全く知らない人だったし、後になって経歴を見てみても異色の起用だとは思うのだが、出来上がった音楽は大変素晴らしいもので今日に至るまで音楽集は愛聴盤だ。
ちなみに正副主題歌の作曲及び編曲は菊池俊輔だったので、見当外れだったわけではない。
そして1話から豪華なキャスティング。
アーサーの父ユーゼル王は柴田秀勝、義父エクターは永井一郎、ラビックの腹心ガスターに内海賢二、カンタベリー大司教に宮内幸平、というキャストは実に安定感があって良いし、ラビック王の田中崇(銀河万丈)もすっかり貫禄が出てきている(同時期に『サイボーグ009』で005、『機動戦士ガンダム』でギレン・ザビを演じてる)。
珍しいといえば、レオグランス王として伊武雅之(伊武雅刀)が出てることぐらいだが、この時期はちょこちょこアニメにも出演してたっけ。
安定感といえばアーサーの義兄で良き相談役となるケイが田中秀幸で、アーサーのライバルとなるペリノアが古川登志夫。
そして座長、アーサー王子役は神谷明なので、神谷明の相棒といえば田中秀幸、ライバルといえば古川登志夫というこの座組は鉄板だ。
ただこの時期、”声優”の枠を超えた活躍をしていたために出演作が激減。
神谷明ファンとしては寂しい思いも味わったものである。
2話は客観的に見ても地味なお話で、これまでのこの枠の作品群――『マジンガーZ』、『グレートマジンガー』、『UFOロボ グレンダイザー』、『惑星ロボ ダンガードA』、『SF西遊記スタージンガー』――に慣れた目からすると物足りなかっただろうと思うのだが、逆に自分にとっては新鮮で割と早い段階でこの作品に馴染んでいたようだ。
しかし作品としては「早すぎた」のだろう。
途中で路線変更、更には打ち切り(?)の憂き目を見てしまったのは本当に残念だった。
この2話から登場する”緑の騎士”もその正体はわからず仕舞い。
声がマーリン役と同じ久松保夫だったので、おそらくマーリンと同一か、関係のある人物だったのだろうに。