『ザ・ウルトラマン/ウルトラの星へ!!』(2024)
2024年 10月 05日
…ということでノコノコ映画館へ出かけてきた。
これは最終回4部作を一本化し、星川ムツミ役・島本須美の新規ナレーション付きで再構成したという代物だ。
鳥海永行に代わってチーフディレクターを務めた神田武幸以下、脚本は吉川惣司、絵コンテに白土武、山口和十八、斧谷稔…と並ぶスタッフ陣は、何気にこの時期のサンライズ・オールスターの趣きがある。ちなみに言わずもがなだが、山口和十八は高橋良輔、斧谷稔は富野由悠季のペンネームだ。
そして音楽担当としては宮内國郎と冬木透、「ウルトラ」の二大マエストロの名前がクレジットされ、キャスト陣も豪華。
ウルトラマンに変身するヒカリ超一郎役の富山敬、変身後のウルトラマン・ジョーニアスの伊武雅之(伊武雅刀)は、「古代進が変身するとデスラー総統になる」と当時から話題に(というか、揶揄されてたのかも)。
揶揄されていたといえばシリーズ後半から登場し、この劇場版でも実質的なヒロインを務めたジョーニアスの妹アミアがいわゆる松本零士風美女な点や、この劇場版にあたるエピソードでも顕著なように、ウルトラマンと怪獣の戦いよりも、ウルトラ人とヘラー軍団の宇宙戦艦同士の艦隊戦に大きく時間を割かれているのも、ファンからすれば複雑な心境だったのかも。
まあそれを言うなら、そもそも「アニメでウルトラマン」という時点で、当時のアニメブームに迎合していて嫌だという層は一定以上いたであろうし(その後番組の『ウルトラマン80』が、今度は学園モノ、教師モノのブームの肖りだと受け止められたのと同様)。
しかしそんなことはどーでもいいっちゃあ「イイ」くらいに、この劇場版も楽しんだ。
島本須美の声が老けたなあと些か淋しい思いをしたことを除けば、往時の記憶がまざまざと蘇ってくる。
ほぼ本放送以来の再見になるのだけれど、お話、場面、台詞、結構覚えてるものだなあ。
また例え松本美女まんまだとしても、アミアは幼気で一途で実に可憐。
いつの間にかヒカリを挟んでアミアとムツミが三角関係になっていくんだけど、アミアが「負けヒロイン」ポジションになるのがちょっと納得いかないくらい。
まあ実際は地球人とウルトラ人なので、端から結ばれる可能性はなかったのだろうけれど、それでも自ら身を引くあたりが健気だ…。
もう一回見に行こうかな。





