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『ギャラクシティ シンフォニーコンサート 交響組曲宇宙戦艦ヤマト』

春には『交響詩ガンダム』を演奏したおーけすとら・ぴとれ座、侮りがたし!
会場となってる西新井文化ホールは、客席が狭すぎて別の意味で侮りがたいんだが……。

ということで今回も行ってきました、ギャラクシティ。
『ガンダム』の時は結構席に余裕があったんだけど(発売されてしばらく経っててもチケット取れたから)、今回は発売日にほぼ瞬殺されちゃったみたい。
やはりヤマト、侮りがたし。

第1部はクラシック曲で、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲(R.ワーグナー)と、幻想序曲 ロメオとジュリエット(P.チャイコフスキー)を。
ワーグナーは松本零士繋がり、チャイコフスキーは「ヤマト」繋がりということらしいのだけれども、こういうのって必要なのかな?とは思う。
でも…必要なんでしょうね、色々と。
まあ、いいや。

『ギャラクシティ シンフォニーコンサート 交響組曲宇宙戦艦ヤマト』_e0033570_20285838.jpgそして第2部はいよいよ「ヤマト」!
…の前に、彬良先生のトークタイム。
そして「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」全曲の「初演」?!
以前、A面だけ復刻して演奏したことがありましたけど(もう15年も前だ)、遂に全曲です!!
「序曲」、「誕生」、「サーシャ」、「試練」、「出発」、「追憶」、「真赤なスカーフ」、「決戦~挑戦=出撃=勝利~」、「イスカンダル」、「回想」、「明日への希望~夢・ロマン・冒険心~」、「スターシャ」と12曲を一気に!
それもスキャットと混声合唱付き!
なんて贅沢なんだ!!

そしてアンコールが泣かせる。
「さらば~地球よ~」とアカペラで、男声コーラスが歌い始め、それが「~うちゅう 戦艦 ヤ~マ~ト~」と静かに終わると、聞こえてくるのが「大いなる愛」のメロディ。
つ・ま・り!
『さらば宇宙戦艦ヤマト』のラストシーンの音楽を丸ごと再現!
これは涙腺決壊モンである。

さらにアンコールはもちろんこの曲、「宇宙戦艦ヤマト」!
会場総立ちで2コーラスまで大合唱。
更に更に興奮冷めやらぬ中、もう一回主題歌を演奏してくれた。
これ、多分本当に予定外だったんじゃないのかなあ。
大興奮の内に幕を閉じた2時間30分であった。

正直言っちゃうと不満がないでもない。
まずこのホール、前回はそんなに気にならなかったけど、音が悪い。
スピーカーで補填してるんだか何だか知らないが、やたら音が大きくてウルサイくらい。
それとバランスも悪くて、本来レコードやCDでは聞こえて来ないはずの楽器の音やメロディが前面に出てきてしまい、あれあれ、こんな曲だったっけ?と戸惑う場面もチラホラ。
慣れ親しんだ音盤のテンポと違ったりするのは、逆に生演奏ならではの良さでもあるなと思ったりもしたので、それはそれで良かったのだけれども。

ま、外野からの声は無視していただいて、今回の企画はホールにもオーケストラにも「ヤマト」ファンがいたから実現したのだそうだが、その点は本当に「感謝の極み」。
次は事実上の「交響組曲」第2弾、『さらば宇宙戦艦ヤマト』音楽集の演奏会なんぞにも期待したいし、これ一回で終わらせるのはあまりに勿体ないので、是非再演、再々演も望みたいところだ。
また『ガンダム』、『ヤマト』と来たんだから、次は『交響組曲 科学忍者隊ガッチャマン』とか、『交響組曲 宇宙海賊キャプテンハーロック』とか、『交響組曲サイボーグ009』とか……?
by odin2099 | 2024-10-07 20:32 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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