『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』#5
2024年 11月 02日
まあ紅一点はグループ外にいたりするのだが。
第7話「槍の名人パーシバル」で、5人目の仲間パーシバル登場。
ランスロット、トリスタン、ガラハッドはいずれも王子だが、パーシバルはロンジノースの郷士の倅という設定。
王子様戦隊では芸がないと思ったのか、唯一の平民出だ。
CVは長堀芳夫(郷里大輔)で、珍しい二枚目役ということになるのかな(同時期にドズル・ザビを演じているとは思えないくらいソフトな口調だし)。
タイプとしては”巨漢”にカテゴライズされるんだろうが、メンバーには既にマッチョタイプのランスロットがいるので若干被る。
また一般人視点の持ち主という点では、子供であるガラハッドに近いポジションでもある。
またマリーネという美少女の妹がいるが、確かトリスタンに想いを寄せているという、回収されなかった伏線があったような…。
ちなみに今回、アーサーとランスロットとトリスタンはマーリンから名馬を授かるのだが、アーサーの愛馬がペガサスというのは何となく覚えていたけれど(続編の『白馬の王子』編の主題歌の歌詞にも出てくるし)、後の二頭がポセイドンとジュピターというのは忘れてた(北欧神話ならわからないでもないけれど、なんでギリシャ神話からのネーミング?)。
続く第8話「5人の若き騎士たち」は、いよいよギネビア姫救出行。
前回は寄り道に逸れてしまったけど、やっと本筋へ戻ることに。
まあその間に新たな仲間も増え、晴れて戦隊の誕生。
ところがギネビア救出を焦るアーサーとランスロットが対立し、それをトリスタンがなだめ、とやってる内に、逸れたガラハッドとパーシバルが暴走し…といきなりチームワーク取れてないじゃん。
まあ結果オーライでギネビア姫は助けられたし、5人の絆も深まったしメデタシメデタシというところ。
そういや今度は緑の騎士じゃなく、謎の女騎士フィーネが出て来たけど、都合よくいろんな助けが入るのもアーサーの人徳というか、”神に選ばれし者”的な特権なのかな。
このフィーネ、後にランスロットとフラグが立つけれど、こちらも回収されずに終わったんだっけ。
第9話「黒い狐・ペリノア」は、アーサーのライバル登場回、ではなく、ようやく表舞台に出て来たというか、アーサーがその存在を認識した回だ。
アーサーのライバルということで、CVは当然のように古川登志夫なんである。
この作品、人気や知名度の割にレギュラー、準レギュラーに豪華キャストを揃えてるんだよなあ。
何故か今回出て来たカンタベリー大司教は声変わりしてしまったが。
原典のペリノア王は当初はアーサーと対立するものの、その後は円卓の騎士になるし、確かパーシバルの父親だったはずなのだが何故か本作では悪役に。
まあ原典でも同じ円卓の騎士であるガウェインに殺されちゃったりするから、不遇な人といえば不遇な人なんだろうけど、この辺のアレンジは誰がどう差配していたのだろうか。
しかし本放送時に1回だけしか見てなかったのに、結構細かいところまで覚えてる自分にちょっと驚く。
その記憶力、他には全然活かされてないんだが……。