『ヴェノム／ザ・ラストダンス』（2024）

『ヴェノム』の第３弾だが、前作『ヴェノム／レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の続きではなく、『スパイダーマン／ノー・ウェイ・ホーム』の続き。
＜MCU＞世界から＜SSU＞世界へ戻るところから物語は始まる。

今作のエディとヴェノムはひたすら逃亡者で、行く先々で色んな人と出会い、かつ騒動を巻き起こす。
なので前作から引き続いて登場するのは全作に登場してるチェンと、マリガン刑事だけ。
ラストを謳うなら、せめてエディの元カノのアンくらいは出して欲しかったもんだ。

一応この今回で『ヴェノム』はオシマイということで、エディとヴェノムの別れ（ヴェノムの消滅）も描かれてはいるものの、＜SSU＞世界だけじゃなく＜MCU＞世界にもヴェノムの痕跡は残っているし、最後の最後にヌルというラスボスが大見え切って登場しちゃったから、このまま投げっぱなしで終わりということはないだろう。

いよいよ次の『スパイダーマン』でスパイディとヴェノムが共演？という噂は絶えないし、『モービウス』とか『マダム・ウェブ』とか『クレイヴン／ザ・ハンター』とかの他の＜SSU＞作品に引き継がれる可能性もあるだろうし、案外次の「アベンジャーズ」映画にしれっと紛れ込んでる、なんてこともあるかも知れない。

まあ＜MCU＞に比べて＜SSU＞はプランニングが下手だから期待はしてないけど、これでお別れではないことを願うのみだ。