『ライトスタッフ』(1983)
2006年 04月 30日
後にビデオで完全版がお披露目され、そこで初めて見たのだけれども、途中で睡魔に襲われ敢無くダウンしてしまったという苦い記憶がある。本国でも興行成績は誉められたものではなく、後になって再評価されたようだが、自分も後で見直してから好きになった作品だ。

原作でもイエガーは単独でかなりのページを割いて語られているが、映画版ではそれを一歩進めてイエガーこそベスト、”正しい資質(ライト・スタッフ)”の持ち主であるとまで謳い上げている。そしてそれを体現しているのが、イエガー役のサム・シェパード。砂漠で馬に乗せて登場させる演出も西部劇を髣髴とさせ、正にラスト・アメリカン・ヒーロー。次代を担う存在であるマーキュリー7との対比も鮮やかだ。
一方のマーキュリー7の面々を演じた役者陣、スコット・グレン、エド・ハリス、フレッド・ウォード、デニス・クエイドらも好演。実物と瓜二つとはいかないが、本物らしさを充分に醸し出している。
余談だが、『サンダーバード』の主人公である国際救助隊のメンバー、トレイシー一家の五人の息子たちの名前(スコット、バージル、ジョン、ゴードン、アラン)は、いずれもこのマーキュリー7のメンバーから採られている。

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多分、うちの誰か買ったのだと思うけど、好みじゃないかな?ってことでずっとスルーしてました。
エクスカリバーさんは再見して好きになったとのことですが、睡魔に襲われるんですよね(笑)。うーん、どうしよっかなー。時間の長さがややネック。(^^;
こういう映画って苦手な人は苦手だと思うんですよ(苦笑)。
ただ、テクノロジーの問題などは殆ど触れられていませんから、その面で頭が痛くなることはないかと。
「これぞプロフェッショナル!」と言いたくなるような渋い男たちが繰り広げる人間ドラマ、
ということなら興味あります?
確かに長い映画ですし、ユーモラスなシーンもありますけど、だれるシーンがないとも言えません。
二日に分けて見ればいいや、くらいの軽い気持ちなら大丈夫かも。


トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
実は私もウトウトしながら観てしまいました。(^-^ゞ
私は女性だからか飛行士よりもその妻達の気持ちに共感出来ました。
>『サンダーバード』の主人公である国際救助隊のメンバー、トレイシー一家の五人の息子たちの名前(スコット、バージル、ジョン、ゴードン、アラン)は、いずれもこのマーキュリー7のメンバーから採られている。
そうだったのですね。
原作は小説ではなくノンフィクション扱いですが、もっとメンバー一人一人を掘り下げていますので、かなーり分厚いですが(苦笑)、興味をお持ちであれば手にとってみて下さい。
『サンダーバード』ネタは、最近ではあまり紹介されなくなってるんでしょうかね。
もう20数年くらい前でしょうか、謎本というかガイドブックみたいな本が色々出た時に取り上げられていました。
ちなみにお父さんのジェフ・トレイシーは、人類初の月面着陸を果たした男、という設定が当時はあったようです。
結局は現実が追い越しちゃったので、今ではその設定はなくなっちゃったらしいですが。

義理ある映画館のライバルの方でやってるもんで。
でも、どうしても我慢できずに行ってしまいました!!!
やっぱ最高!素敵でした。
このイェーガーのサム・シェパードのカッコよさは半端なですね。最近の役柄からは、かけ離れてしまってますが、幸せでしたわ。
アメリカの良き時代の象徴みたいなもんなんでしょうね。
この作品のサム・シェパードは本当に格好良かったですね。
奥さん役のバーバラ・ハーシーもセクシーでした。
あとはやっぱりエド・ハリスかなあ。もっとも彼は『アポロ13』での役の方が好きですけど。