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『エマニュエル』(2024)

エマニュエルは仕事でオーナーからの査察依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながらその裏側を調べ始めるが、ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流は、彼女を「禁断の快感」へといざない──。
以上、公式サイトのあらすじより

『エマニュエル』(2024)_e0033570_21193536.jpg旅客機の機内での行きずりの男性との情事から始まるので、あの『エマニエル夫人』のリメイクなのかと思っていたが、どうやら原作となったエマニエル・アルサンの小説を基にした再映画化、という方が正しいのだろう。
製作母体が変わっているようなので、シリーズの一本という訳でもなさそうだ。

はっきり言ってお話らしいお話はない。
一見するとミステリー・サスペンス物っぽい演出もあるのだが、エマニュエルの行動にも裏がありそうで、その実何もない。
結局彼女は何をしたかったのだろう?
そして彼女を取り巻く人々(査察を受け入れるホテル側の従業員、彼女に近づく娼婦、CMディレクター、ダムの作業員etc)は彼女に何を求めていたのだろう?

ラストシーンも、何かを悟ったような、吹っ切れた表情の彼女で終わる。
他人そっちのけで、自己満足に浸っただけ。
これで彼女は変わったのだろうか。

ちなみに本作の彼女は「夫人」ではない。
独身のキャリアウーマンという設定なので、旧作にあったような背徳感は皆無だ。
そしてノエミ・メルランの裸身は確かに魅力的ではあるが、R15+というレイティングからわかるように過激的、刺激的な描写もないので、まるで別物だと心得ていた方が良いだろう。


by odin2099 | 2025-01-13 21:22 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

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