『ベルサイユのばら 総集編/生命あるかぎり愛して』(1987)
2025年 01月 27日
オスカルの誕生から、アントワネット、フェルゼンとの出会い、首飾り事件、黒い騎士の暗躍、アンドレの失明とオスカルの病から二人が結ばれ、遂にフランス革命が起こるまでを1時間半でまとめている。

少なくてもアンドレの、そしてオスカルの最期は感動的に盛り上げている。
テレビ放送から7年近くが経っているからか、キャストは大幅に変更(括弧内はテレビ版キャスト)。
オスカル/戸田恵子(田島令子)、アンドレ/水島裕(志垣太郎)、マリー・アントワネット/上田みゆき、フェルゼン/富山敬(野沢那智、堀勝之祐)、ジャルジェ将軍/内海賢二、ルイ16世/井上和彦(安原義人)、ジャンヌ/吉田理保子(松金よね子)、ベルナール/野島昭生、アラン/キートン山田、ロベスピエール/池水通洋(森功至)、ばあや/梨羽由紀子(京田尚子)、ローアン大司教/緒方賢一(鎗田順吉)、ナレーター/武藤礼子という顔触れは、テレビ版を殆ど見ていなかった自分でも多少の違和感がある。
また武藤礼子や、池水通洋、緒方賢一、吉田理保子らのように、テレビ版とは違うキャラを当てられている人もいるので尚更だ。
構成は竹内啓雄、監督はこだま兼嗣と竹内啓雄の連名で、テレビ前半の総監督を務めた長浜忠夫と、後半のチーフディレクター出崎統は、共に「演出協力」としてクレジットされている。
なおこの作品はビデオで発売されたものだが、後に<劇場用長編アニメーション映画>と銘打って1990年に劇場公開もされたため、現在は劇場用作品として扱われることが多いようだ。
【ひとりごと】
オスカルのヌードから始まるテレビ版のオープニング、あの演出は今だと通らないのかなあ。