人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』

身体がゴムみたいに伸びるとか、全身から発火したり空を飛んだりできるとか、空気の幕を作ったり透明になれたり出来るとか、全身が岩石みたいな肌で覆われてるとか、マーベル最古参ヒーローだけあって今の時代に大真面目に、説得力を持って映画化しようとするのはちょっと難しいのかも知れない。

ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホンというメインキャスト陣も地味だし、演出もオーソドックスで平板、物語もムチャクチャ面白いという訳ではない。
ただキャラは立ってるし、お話そのものはわかりやすい。
音楽も格好良いし、ぶっちゃけ、結構好きな作品だったりする。
まあ、後に作られたリブート版が本作に輪をかけて地味だったりする反動もあったりするのだが。

『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』_e0033570_11174754.jpg最大の見どころはジェシカ・アルバが演じるスーことスーザン・ストーム、インヴィジブル・ウーマンにある。
事ある時は身体のラインがハッキリと出るピチっとしたスーツに身を包み、その胸元のジッパーを大きく開け、普段着の時は透明になる際には服を脱いで(勿論下着も)すっぽんぽんになるという設定の素晴らしさ。
残念なことにジェシカ・アルバはヌードやベッドシーンはNGだそうなので下着姿までしか披露してくれないが、抜群のプロポーションは見せてくれるので満足度は高い。

その弟でチャラ男のジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチを演じたクリス・エヴァンスは、本作一番の出世頭かな。
一方では同じマーベルコミック原作の作品でカタブツのキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースも演じるなど幅広い活躍を見せてくれているが、彼も『デッドプール&ウルヴァリン』でスティーブではなくジョニーを再演してくれているのでビックリだ。

今は正真正銘<MCU>版の、再リブートとなる新『ファンタスティック・フォー』を製作中だが、こちらも愛すべき作品になってくれるといいのだが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3651877/
https://odin2099.exblog.jp/15959270/
https://odin2099.exblog.jp/23903344/


by odin2099 | 2025-01-31 21:39 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur