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『X-MEN/ファイナルディシジョン』

<X-MEN>三部作の完結編という触れ込みだったが、その後スピンオフ作品を経て結局シリーズは再開された、という認識で良いのかな。
今となっては一区切り、ブリッジのような位置づけになっている感じ。

『X-MEN/ファイナルディシジョン』_e0033570_21162112.jpgただ毎度書いてるように、自分にはこの三部作が合わなかった。
むしろ<X-MEN>のシリーズは、これ以降に作られた後半の方が面白く感じる。
ぶっちゃけ独りよがりで自信過剰、大言壮語する尊大なウルヴァリンというキャラが好きになれなかった、というのが大きい。

それに本来なら物語の中心にドーンと構えて、色々と捌く役回りのはずのプロフェッサーXとサイクロプスの影が薄いのも問題。
ジーンがサイクロプスとウルヴァリンの間で揺れるのもなんか嫌だし、屈折していながら、いや屈折してるが故にプロフェッサーXよりも存在感があるマグニートーも全体のバランスを崩してる。

そして回を重ねるごとに増える新顔のミュータントたち。
でありながら、さしたる見せ場もなく使い捨てられるだけのキャラも多い。
シリーズとしての柱もあるようなないような…?

それでも長く続いて行くと、各キャラたちにはそれなりに思い入れが生まれる。
現行の<X-MEN>映画は終わり、今後は<MCU>世界に移行していく訳だが、そんな中でも旧<X-MEN>映画のキャスト陣が<MCU>世界に顔を見せてくれるとなんか嬉しい。
ゆくゆくは全てのキャラがリキャストされるのかもしれないが(既に20世紀FOX時代にもリキャストされたメンバーがいたけれど)、出来得ればマルチバース設定を活かして今後も旧キャストたちを尊重して欲しいな、ぐらいは思っている。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/9789591/
https://odin2099.exblog.jp/23906920/
https://odin2099.exblog.jp/27265753/


by odin2099 | 2025-02-03 21:02 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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