『シー・ハルク/ザ・アトーニー』#2
2025年 02月 11日

デッドプール同様、第四の壁を越えて視聴者に語りかけるスタイルは、これまでの<MCU>の中では異色だが作中ではこれといって活かされてるようには思えないし、主演のタチアナ・マスラニーも美人と称するにはちょっと微妙な感じ。
今度は、かつて一週間でカマー・タージを追放され、今じゃ売れないマジシャンと化した人物を、魔法の不法使用で取り締まるようウォンから依頼されたり、第1話に何の説明もなく登場したもののあっけなく退場したタイタニアことメアリー・マクファーレンが、”シー・ハルク”の商標登録を巡ってジェニファーを提訴したりと、一応はストリートレベルでのゴタゴタが次々と起こる。
とはいってもリーガル・サスペンスらしい要素はナシで、どちらかというとラブコメ要素が中心かな。
またジェニファーの力を狙う謎の集団の存在も見え隠れしていて興味を惹くが、これがブルースの不在とはおそらく関係ないのは一本のドラマとしては如何なものかとも思う。
これ、<MCU>のある意味”悪いクセ”で、この不在は別作品への布石なのだろう。