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『ゴーストライダー』

ソニーが『スパイダーマン』、『パニッシャー』に続いて送るマーベル・コミックの映画化作品で、悪魔が親子喧嘩の仲裁を頼んでくるというお話。
この時点では『X-MEN』や『デアデビル』、『ファンタスティック・フォー』の権利を押さえてる20世紀FOXの方が手札が強い印象だが、その後マーベル・スタジオが設立されて参入してくると、一気にマーベルの映画化作品の勢力図が大きく変わってくる。

『ゴーストライダー』_e0033570_23262979.jpgそしてこの後に『ゴーストライダー』の権利関係がマーベル・スタジオに戻ったので、<MCU>内でリブートされるのではという声が上がったが、まずはドラマ『エージェント・オブ・シールド』に登場した。
ただしこのドラマが果たして<MCU>の正史かどうかは今のところ不明なのと、相変わらずリブートの噂も絶えないようなので、その存在がちょいとあやふやなものに。

そこでニコラス・ケイジには『デッドプール&ウルヴァリン』製作の時に、ウェズリー・スナイプスのブレイドやジェニファー・ガーナーのエレクトラ、それにクリス・エヴァンスのヒューマントーチのように声が掛かったらしいが、スケジュール等々の関係で実現しなかったらしい。
まああの作品は旧20世紀FOXの同窓会みたいになっていたので、ソニー版のキャラが混ざるとより混乱に拍車がかかったかもしれないが。

それにしてもこの映画、ニコラス・ケイジがヒーローというだけでなんか脱力するのだが、サム・エリオットやピーター・フォンダらを起用しながらもどうもイマイチ。
エヴァ・メンデスはエロいし、その少女時代を演じたラクウェル・アレッシも可愛いのだが(他の出演作は日本になかなか入ってきていないようだが)、主人公にあまり主体性が感じられないのと、ヴィランたちの目的が何だかよくわからないというのも理由の一つだろう。
それでも続編というか第二弾が作られたのだから、それなりにヒットしたのだろうが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/13291843/
https://odin2099.exblog.jp/23924641/


by odin2099 | 2025-02-20 21:04 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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