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『仮面ライダーガッチャード/GRADUATIONS』(2025)

若き錬金術師たちが、さまざまな困難と出会いながらも、未来へ向かって、前進を続けていく姿を描いた『仮面ライダーガッチャード』。
激しい戦いの日々は終わりを告げたが、彼らが歩みを止めることはない。
それぞれの明日を目指し、旅立つときが近づいていた。
高校を卒業しても、一ノ瀬宝太郎の夢は、変わらず大物錬金術師になること。
銀杏蓮華や鶴原錆丸も、次なるステージへ。
そして、九堂りんねは……。
   ×  ×  ×
ついに、宝太郎や九堂りんねたちが、富良洲高校を卒業する日がやってきた。
学園生活や、錬金アカデミーでのかけがえのない思い出を胸に、彼らは卒業式を終え、新たなる道へと向かっていく……はずだった。
突然、同じ時間が繰り返し流れ、宝太郎たちは、そのループから抜け出せなくなってしまう。
この状況を認識しているのは、なぜか黒鋼スパナただひとり。
異常な現象が発生した理由は、いったい何か。
時間の流れを操っているのは未知のケミーなのか、それとも?
やがてスパナが、そして宝太郎たちが辿り着いた、驚愕の真相とは!?

『仮面ライダーガッチャード/GRADUATIONS』(2025)_e0033570_22013876.jpgTVシリーズ『仮面ライダーガッチャード』の後日談で、例によって予備知識なしで鑑賞。
なのでどんな状況からお話が始まっているのか、そして登場人物たちがどういう関係性なのかをわからないまま見ていたのだけれど、なんとなーく付いては行けた。

ストーリーはアクション重視というよりミステリー・サスペンス物っぽさに重点が置かれていたように感じたが、タイムループの起点が誰なのかは早々に見当がつくし、その帰結としてエンドロール後のラストシーンの引っ張りも予想通りで、一応はスッキリした終わり方になっていたと思う。

ただ、とある人物が不在のままエモーショナルな卒業式の場面が進行してしまう点にはモヤっとしたものを感じたし、今の「仮面ライダー」の常として、このスッキリとした終わり方を覆すような続編、スピンオフ作品が作られる可能性は決して低くはないと考えると、これまでの商業モデルが今後も通用するのか、それがファンに受け入れられるのかどうか、そろそろ見直すべき時期に来ているのではなかろうか、と思う。
今冬には15年間続いた恒例の<MOVIE大戦>シリーズ中止の決断を下していただけに。

同時上映は短編の『ホッパー1のはるやすみ』
番外編エピソードかと思いきや、実は『GRADUATIONS』とリンクしていたのでビックリ。


by odin2099 | 2025-02-25 22:06 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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