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『ウルトラマンアーク THE MOVIE/超次元大決戦!光と闇のアーク』(2025)

「君に勇者たる資格があるかどうか、だ――」
『宇宙賢者』を名乗る謎の男「サスカル」が主人公・ユウマに告げたその言葉が、この闘いのすべての始まりだった。
ユウマに課せられる想像を超えた究極の試練。
「失敗すれば、君はアークとしての力を失う――」
怪獣防災科学調査所「SKIP」のメンバーとして守ってきた星元市の平和、「SKIP」に集う仲間たちと築き上げて来た信頼の絆、たびたび直面して来た怪獣を倒す意義への葛藤…。
ウルトラマンに変身する光を手にしたからこそ、ひとり重圧を噛み締めて来たそんな使命たちが、いま、サスカルの手により弄ばれ、次々にユウマに襲い掛かる!
暴れる大怪獣たち、荒ぶる邪悪な宇宙人、時空さえも歪められた超次元の中で、ついにその姿を現す黒いウルトラマンアーク「ギルアーク」。
果たしてユウマは…ウルトラマンアークは、『想像力』を超えて最大の試練に打ち勝ち、未来を守り抜くことができるのだろうか?!

『ウルトラマンアーク THE MOVIE/超次元大決戦!光と闇のアーク』(2025)_e0033570_22110279.jpg「仮面ライダー」と「ウルトラマン」の映画を同日にハシゴしたのはいつ以来だろう?
おそらく『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦』『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』を見に行った時以来かな?
あの時はもう一本『宇宙戦艦ヤマト/復活篇』も見て、勝手に”ひとりマンガ祭り”をやったんだっけか。

そしてこちらも予備知識なしでの鑑賞。
まあ「ライダー」に較べれば「ウルトラ」の方が初心者に対するハードルは低いように思う。

サスカルは3つの試練をユウマに与えるのだが、事実上3つの別々のエピソードとプロローグとエピローグで構成されたオムニバス映画になっているし、その3本がそれぞれ毛色の変わった物語になっているので飽きがこない。
メインキャラが主人公含めて4人しかいないのでそれぞれの個性も出ているし、それほど大掛かりな仕掛けを必要とする内容でもないので、全体的にアットホーム感が漂っているのも悪くはない。

問題があるとすればゲスト主役の竹中直人
もうキャラがどうとかの以前に「竹中直人」でしかない。
シリアスな場面とギャグの場面のバランスが悪く、何なら常におちゃらけているようにしか感じない。
起用の意図はわからないでもないけれど、これは諸刃の剣。
今回は自らも傷つけてしまったようだ。

一方、ヒロイン役(なんだよね?)の水谷果穂は、可愛らしさと凛とした強さを感じさせてGOOD!
10年ほど前のデビューして割とすぐの頃にちょっと気になっていた娘だったけれど、ちょっぴり色気も感じさせる美人になっていた。


Commented by ふじき78 at 2025-03-03 00:16
竹中直人がノイズですよね。CMの秀吉と変わらんのはやっぱりいかん。あれでいいなら、パパイヤ鈴木でも出川哲郎でもいい(誰でもいい)。
Commented by odin2099 at 2025-03-03 20:30
> ふじき78さん

多少コミカルな場面があってもいいけど、全部おちゃらけてるのではシリアスパートが全然活きてこない。
例えばこれが山本耕史だったり斎藤工だったりしたら、もっと面白くなったんじゃないかなあ、なんて思ってる。
by odin2099 | 2025-02-25 22:14 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur