『ファンタスティック・フォー/銀河の危機』
2025年 02月 26日

おまけにメンバーの素顔や私生活も世間に知られていて、当人たちは普通の生活に戻りたいとボヤきつつも、持ち前の正義感から渋々ヒーロー活動に従事してるというのも異色。
そんなダサダサなヒーローだけど、なんか邪険には出来ないなという気にさせられる。
ぶっちゃけこのシリーズ、結構気に入ってるのかも。
テーマ音楽も格好良いし。
お話もリチャードとスーが無事に結婚式を挙げられるのかと、地球滅亡の危機が同時並列に描かれているのがアンバランス。
かと思いきや、微妙ながらも上手くバランスが取れていて、等身大のヒーローたちが自分たちの運命に立ち向かう様を、適度の息抜き場面を交えながら1時間半程度の尺でコンパクトにまとめ、単純に楽しめるマンガ映画に仕上がっている。
不満といえばシルバーサーファーの扱いで、彼は仕方なくギャラクタスに従い、地球攻略の尖兵と化している訳だが、このギャラクタスの凄さ、恐ろしさがちっとも表現されていない。
最後は裏切って割とあっさり倒してしまうので、その程度のヤツならもっと早い段階で何とか出来なかったのかなと思う。
それに裏切りの理由に、スーが自分の恋人に似てるからというのもあるのだが、元々は自分の星を護るための交換条件として従っていたのだから、ここで下手な行動を取れば母星も恋人も失うことになりそうなんだが…。
今夏には『ファンタスティック・フォー』が<MCU>入りし、シルバーサーファーも加わるようだが、今度はちゃんとスケールの大きなお話にして欲しいもんである。
ところで世界各地に異常現象が発生している冒頭のシークエンスに日本も出てくるんだが、場所はなんと駿河湾。
東京や大阪といった大都市じゃないのが面白いが、これは富士山を出したかったからなんだろうな。
あの場所でクッキリハッキリした大きな富士山が見えるのかどうかは知らないが。
【ひとこと】
スーザンとジョニーのストーム姉弟だが、演じてるジェシカ・アルバとクリス・エヴァンスは実は同い年。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/8485293/
https://odin2099.exblog.jp/23944983/