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『ウィキッド/ふたりの魔女』

前回は吹替で見たので、今回は字幕スーパー版。
ついでにIMAXレーザーだったのだけれど、スクリーン自体が大きいわけじゃなかったので、若干興ざめ…。

『ウィキッド/ふたりの魔女』_e0033570_11064838.jpg2回目なので舞台版と映画版の相違点などを少々。

エルファバが生まれてすぐ魔法の才能の片鱗を見せる場面は舞台版にはない。
また幼少期のエルファバがマンチキンの子供たちから嘲笑される場面もなく、これが入ることでエルファバとネッサローズの関係性も掘り下げられることに。
また終盤、宮殿から箒に乗って脱出しようとするも思う様に魔法を扱えないエルファバは、この幼少期の自分と向き合うことで真の力に目覚めるという形に繋げたのは面白いアイディアだと思った。

また新入学生ではなくネッサの付き添いに過ぎなかったエルファバを抜擢し、半ば強引に入学させて魔法のレッスンを受けさせるシーンが追加されたことで、マダム・モリブル自身のキャラにも厚みが増し、終盤での二人の対決が一層盛り上がったようにも思う。
舞台版のマダム・モリブルは表面上は取り繕っているものの、終始ドライで計算高い印象を与えるが、この映画版では根っからの悪人ではなく、彼女なりにオズの国を慮っているのかな?とも感じさせてくれる。
もっともこれが後半で、舞台版同様の着地を見せてくれるのならば、それはそれで納得は行くと思うのだが。

ただ気になったのは冒頭にドロシー、かかし、ブリキの木こり、臆病なライオンが出てくるのだが、『ウィキッド』本編でこの面々が勢ぞろいすることはない(というよりストーリーの進行上不可能)。
これはイメージショットのようなものなのか、原典である『オズの魔法使い』へのオマージュやトリビュートなのか、それとも何らかの形で舞台版のストーリーを改変して盛り込むのだろうか。

それはさておき、吹替だと劇団四季版の歌詞が頭に入ってるだけに替え歌に聴こえてしまう、ということを前回書いたが、字幕版だと端から別の曲として聴くことが出来るのでそれは良し。
エルファバ役のシンシア・エリヴォとグリンダ役アリアナ・グランデの歌も良い(正直ルックスは二人ともイメージから遠いなあと思っているのだが)し、特別出演しているブロードウェイ版初演キャストであるイディナ・メンゼルとクリスティン・チェノウェスの歌声にも圧倒された(吹替版だと劇団四季の岡村美南と谷原志音が担当)。

細かいストーリーを追うには吹替版が適しているのだが、ことメインキャストに関しては総じて微妙なだけに字幕版を推奨したくなる。
余程のことがなければ後編も現行キャストの続投だろうが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/33545573/


by odin2099 | 2025-03-30 11:08 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

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