『ディープ・インパクト2024』(2023)
2025年 04月 09日
世界滅亡――天から『恐怖の大王』が降りてくる
アメリカ大陸、ユーラシア大陸、オーストラリア大陸、アフリカ大陸…世界が崩壊していく
《隕石》×≪氷河期≫
2大ディザスター合体のパニック超大作!
宇宙研究所の職員ジトーは、自らの調査結果をもとにいち早く地球規模での危機を察知していた。
その数日後、アメリカ、中国、ロシアなど世界各地に隕石が墜落。
彼の仮説が確信へと変わった。
隕石衝突から7時間、流星の破片と火山灰が地球を襲い太陽光線を遮った。
地球全体が温度を下げ始め、地表において生命あるものが瞬時に凍りつく絶対零度の世界になりつつあった…。
ジトーは娘のヘイリーとともに、極寒の地獄に挑み、山頂のシェルターを目指すが…。
ジトーは逸早く地球の危機を警告するも無視され、挙句にクビにされる。
そんなジトーと娘のヘイリーには母の病死を巡って確執があり、またジトーは娘の彼氏であるルーカスを快く思っていない。
そうこうしてるうちに隕石の落下が始まり、行方不明になったルーカスを探す親子の話が延々と続く。
途中でジトーに手柄を横取りされたと思い込んだ元同僚に監禁され、脅されるという展開を挟みつつ、ようやく3人は再会できるのだが、時既に遅く…というお話が、分かりづらい回想シーンの挿入と共に語られる。
政府も国も手を拱いてるだけで何の対策も取らないし、迫力も緊迫感も焦燥感も絶望感もまるでナシで、邦題は大袈裟すぎる。
最後はバッドエンドというか実に中途半端で、これ、続編を想定してるのか、さもなければ前後編の前編なんじゃないのかな、という終わり方だ。
監督・脚本:ブレット・ベントマン、プロデューサー:ティファニー・マクドナルド、出演はトム・ハラム、エマ・グレース・サンダーソン、クリスティン・キース、ロスコ・ナッシュ、ティモシー・マクニーリー。