『あの頃イイ感じだった女子たちと同じクラスになりました』2
2025年 04月 14日
かつて“イイ感じ”の雰囲気になった女子たちとの過去。
あのときの後悔を胸に、涼太は勇気を出して優佳に告白し――ふたりは付き合うことに!
昼休みは二人きりの密会、恋人にして欲しいことなんて話をして……まるでバラ色の高校生活!
一方で、
「私、あなたに彼女がいること気にした方がいいの?」
「吉木ともっとこーゆーノリ続けたかった」
幼馴染・麗美と女友達・由衣との絆にも変化が訪れる。
彼女ができたら変わるもの、変わって欲しくないと願うもの。
それぞれが距離感に悩むなか、涼太が熱で倒れ――麗美が看病をしていたところ、
「え? 二階堂さん?」
鳴ったインターホンの先には優佳がいて!?

今度はこの二人のイチャイチャぶりが描かれていくのかと思いきや、どちらかというと中心になるのは涼太と麗美、そして由衣との関係だった。
当然”カノジョ”持ちになった涼太は、麗美や由衣と今までと同じ距離感で接する訳にはいかなくなる。
またこれまで知らなかった優佳の違った面が少しずつ見えてきて、若干の戸惑いを覚える涼太。
それに何やら優佳と麗美には過去に何らかの確執があった模様。
そんな中、今度は由衣に関する不穏な噂が蔓延する。
かつて彼女に助けられた恩のある涼太は何とか力になりたいと考えるが、優佳からはあまり色よい返事が得られず…。
前巻の終わりで、優佳には隠された裏の顔があることが示唆されていたので、実は外面が良いだけの”悪女”キャラだったりするのかなと邪推していたのだが、結局のところ優佳は感情の起伏に乏しい、不器用な女の子に過ぎなかった。
麗美は麗美で、本人に自覚はないかもしれないが涼太に対して未練タラタラで、このことは優佳にもバレバレだったようだが、今度は優佳との関係を暖かく見守り、時には揶揄いの対象にしていた由衣が涼太に対する恋心を自覚して告白するという展開に!?
ということで、ヒロインレースは第二走者にバトンタッチされたというところ。
書籍版はWEB連載版よりも先までお話が進んでいるが、3巻も続けて出るといいな。