『ピンク・パンサーX』(1982)
2025年 04月 25日

ドレフュス主任警部は嫌々ながらクルーゾーを派遣するが、捜査の途中でクルーゾーを乗せた飛行機が行方不明となってしまう。
果たしてクルーゾーは生きているのか?
ニュースキャスターのジュヴェはクルーゾーの消息を追って、ドレフュス、ケイトー、エルキュール、元夫人のシモーヌ、”怪盗ファントム”ことリットン卿、そしてクルーゾーの父親ら関係者への取材を始める。
別題『トレイル・オブ・ザ・ピンクパンサー』。
ピーター・セラーズ逝去後に、これまでのシリーズ作品の未使用フッテージから出演場面を抜き出し、これにドレフュスらの新規撮影シーンを絡めて、クルーゾーが新たな任務の途中で行方不明になるまでの物語を描き、後半はキャスターがクルーゾー所縁の関係者を訪ね、彼の想い出話をテレビ番組という形でまとめるという二部構成の作品。
ラストシーンではクルーゾーと思しき人物が映り、彼の生存を示唆して終わる。
お話はあってないようなものかなあ。
ツギハギだらけだし、作られた経緯を考えると素直に笑えない。
いや、そうじゃなくてもコテコテ過ぎて笑うに笑えないのだけれども。
やっぱり自分には合わないかな、このシリーズ。