『エマニュエル/ギリシャの誘惑』(1993)
2025年 04月 26日
エマニュエルと友人ココは、二人の友人でギリシャの彫刻家ミハイリスとその妻アンドレアを訪ねる。
彼らの夫婦生活がうまくいってないことを聞かされたエマニュエルは、再び媚薬を使い……。
『エマニュエル/愛と官能の物語』の第3話で、今回も3話オムニバス。

で、エマニュエルが秘薬でもって、彼の創った女神アフロディテ像を生きた人間に変えるのかと思ったら、奥さんと入れ替えてアフロディテの姿で旦那さんに抱かせるという話だった。
結局旦那さんは像を手放して美術館に収蔵することになり、奥さんとヨリを戻してメデタシメデタシ。
このアフロディテ像は特殊なシリコン製で、人間と見分けがつかないほど精巧な作り。
もちろん女優さんが演じているのだけれども、身体を弄られても身動きせず瞬きもせず、なかなか堂に入った彫刻っぷり。
奥さんと入れ替わった後のシーンではメイクを変えてるようだが、彫刻の時は無表情でなかなか不気味だ。
若干揺れたりしてるので、女優さんそっくりの人形を作ったというワケじゃないと思うけど。
その後エマニュエルは、友人の一人の結婚式に出席するために仲良しグループで旅へ。
先ずは再会を祝し街へ繰り出すのだが、若い男に相手にされなかったのでここで秘薬の登場。
若返って再度街へ出かけ、そしてお楽しみ。
ただ皆は若いままでいることを選ばず、元の姿へ戻ることを選択するという結末だ。
しかしこの仲良しグループ、学生時代の友人たちということらしいが、だとしたら相応に歳を取ってないとおかしいのでは?
最後のエピソードは、一旦花嫁さんと別れて更に旅を続けるエマニュエルたち。
飛行機に乗り遅れ、結婚式に間に合わない!?と大慌てするも、何とか船に乗り込むことが出来一安心。
で、今度は船内で羽目を外すのだが……最後にちょっとしたオチが付き、ニヤリとさせられる。
エマニュエルの恋愛遍歴の回顧録はまだまだ続く。