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『M:i:III』

のっけから実に憎々し気なフィリップ・シーモア・ホフマンが登場。
そういえばこの人、この作品の十年前には『ツイスター』に出てたんだな、全然知らなかったけど。
それに一見いい人そうなビリー・クラダップに、更に悪そうなローレンス・フィシュバーンも出て来て、誰が一番悪い奴なんだー?状態のシリーズ3作目。

『M:i:III』 _e0033570_20403348.jpgまあ悪い奴はしぶといものの、意外にあっけない最期を遂げるし、悪そうな奴がみんな悪い奴ではないんだけれど、それでも「実は~」という裏の顔もなく、少なくてもイーサンをフォローしてくれるわけじゃない。
というか、結局は邪魔してるよね、何も知らなかったとはいえ。
そんなこんなでシリーズでは一番好きじゃないかな、この作品が。

ミシェル・モナハン、マギー・Q、ケリー・ラッセルと女優陣は動ける人を揃え、なかなか充実してると思うし、なかでもマギー・Qはセクシーなドレスを着用してのアクションも披露。
ドレスの裾をまくり上げて銃を取り出す瞬間に、チラっと下着が見えるハプニング(他にも肩紐が外れるハプニングもあったらしいが、こちらはカットされちゃったようだ。残念…)もあったりするのだが、全体的に今回はサポートメンバーの見せ場が少ない。

物語がイーサンと婚約者(途中で結婚する)のジュリアのラブストーリー中心になっていて、イーサンが不可能な任務(ミッション:インポッシブル)に挑む動機もジュリアを助けるため。
他の要素が二の次、三の次になっているのだ。
今回の争奪戦の目玉「ラビットフット」も、結局なんだったのかわからず仕舞いだし。

監督はこれがデビュー作となったJ・J・エイブラムス。
更に『スター・トレック』と『スター・ウォーズ』の立て直しにも携わるという快挙を成し遂げた。
評価は割れるところだろうが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/17193258/
https://odin2099.exblog.jp/23516461/
https://odin2099.exblog.jp/27423063/


by odin2099 | 2025-05-07 18:48 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』)


by Excalibur(エクスカリバー)
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