『ざつ旅―That's Journey―』#1
2025年 05月 07日
漫画賞の新人賞を受賞した漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちかは、ある日、編集部に新作のネームを3本持ち込んだものの全ボツを食らってしまう。
心が折れそうになったとき、唐突に胸の中に溢れてくるものがあった。
「どこか、旅にでたい…」
面白半分でSNSにて旅先のアンケートを取ってみると、まさかの大きな反響があり、引くに引けない状態に…!
でも、旅にでたい気持ちは本物。
覚悟を決めたちかは、アンケート頼りの行き当たりばったりな旅を始めることに。
時に一人で、時に友人たちと――。
「ざつ」だからこそ思いがけない出会いが待っている、“ざつ旅”へ出発!
2025年春シーズンのアニメでは、『mono』と『日々は過ぎれど飯うまし』とジャンルが被ってると言われている『ざつ旅』。
確かに女子高生や女子大生、それに漫画家が出て来て、旅行行ったり美味しいもの食べたり、という日常系なので似てる部分はあるかも。
それでも三者三様の楽しみ方はあるし、それぞれ異なった魅力はあるし、どれも気に入っている。
まとめてでも取り上げられる機会が増えれば、相乗効果も期待出来る!?
てなわけで見始めた『ざつ旅』、一気に1話から5話まで。
第1旅「はじめの1225段」
なかなか連載を持てず、行き詰まった新人漫画家の鈴ヶ森ちか。
ふいに旅に出たいと思い、SNSで旅先のアンケートを取ってみると、思わぬ反響が!
行き当たりばったりの“ざつ旅”、最初の行く先は……福島県会津若松!!
第2旅「伊達じゃない! きときとふたり旅」
またしてもネームがボツになったちかは、悪循環を断ち切るために再び旅に出ようとする。
アンケートの結果、今回の旅先は宮城県の松島に決定!
松尾芭蕉も訪れた日本三景を前に、新しい刺激を得ることはできるのか!?
第3旅「そのままのコシで」
宇奈月温泉にやってきたちかと暦は、
露天風呂を満喫しながら翌日行こうと予定している黒部峡谷鉄道トロッコ電車に思いを馳せる。
しかし、まさかの予期せぬ事態が二人を待ち受けているのだった……!
第4旅「ふ、ばいざしー」
先輩の漫画家・糀谷冬音に誘われ、ちかは冬音の友人の少女漫画家・天空橋りりと三人で京都へ。
大人っぽいりりと妄想力溢れる冬音。
魅力的な先輩たちに感心していたちかだが、徐々にりりが“本性”を現し始め……!?
第5旅「カラスと龍と蕎麦と離島」
久しぶりの一人旅は、栃木県の那須烏山市へ。
烏山線に乗車したちかは「滝駅」の名前に惹かれ途中下車をする。
無人駅なうえに次の電車は約2時間後!
雨の中、「滝」探しにいくと、思いがけない出会いが……。
実は原作コミックは結構前から読んでいて、今は12巻まで出ているけれど、確か読み始めた時は2巻か3巻くらいだったかな。
知ってる作品だけにTVアニメになるのかなあとちょっと心配していたけれど、原作の1話か2話分くらいを膨らませてTVの1エピソードとし、背景の驚異的な描き込みに飯テロ!
もう見てるだけで行った気になるし、行きたくなる。
これ、アニメで正解だったなあ。
仮に実写ドラマにしようとすると、多分タレントさんが観光地巡りをするバラエティ番組と、絵面が変わり映えしないものになりそう。
絵よりも本物の映像や写真の方が、という意見も頷けるのだけれども、アニメにはアニメの良さがあるというか。
次回よりきちんと追いかけようっと。