『マンダロリアン』シーズン3 #1
2025年 05月 09日

背教者として追放されたディンは、故郷マンダロアの鉱山の下の泉で身を清め、罪を償おうとする。
ネヴァロで上級監督官となったカルガと再会したディンは、IG-11の修理を試みるが部品がない。
カルガにIG-11を託したディンは、マンダロア星系で仲間に去られたボ=カターンに再会し、自らの決意を語る。
タトゥイーンでペリからIG-11の部品を手に入れようとしたディンは、代わりにドロイドを勧められ再びマンダロアへ。
だがそこで窮地に陥ったディンは、助けを求めグローグーをボ=カターンの元へ送り出す。
1話と2話、通算だと17話と18話を鑑賞。
先日テレビ放送されていた『ジェダイの帰還』の、時系列的に次に来るのはこのシリーズ。
あのエンドアの戦いの5年後から始まっているらしい。
『スター・ウォーズ』の”続編”として見るならば、お馴染みのキャラクターが殆ど登場しない(ボバ・フェットとアソーカ・タノくらい)ので全体的に地味な作りになっていると思うのだが、何故か<シークエル・トリロジー>よりも支持している人は多そう。
それもあってかこのシーズン3の続きは来年公開の映画に持ち越しとなったが、しかしこのSW版”子連れ狼”、そこまで一般受けするだろうか。
熱心なファンなら配信ドラマを見、そして映画館にまで追いかけるだろうが、単純に「『スター・ウォーズ』の新作映画だ、わーい!」という層が見て満足行くものになるものやら。
いや、以降のシリーズの存続も考えてヒットして欲しいとは願っているのだが。

初見でも楽しめる内容なら、
それなりにヒットするかもしれない。
・・・と、
個人的には感じています。
スターウォーズのドラマの中でも、
ダントツで評価が高そうなので、
ディズニープラスを見てない人にもそれが伝われば、
まずは映画を観てみるか?・・・と、
思ってくれる人もいそうな気もしています。
このドラマ、
ディンジャリンの設定や
キャラデザイン(スーツのデザインや素材など)が、
ギャバンやロボコップや鎧の魔剣じゃないけど、
戦士だけどヒーローを思わせるような部分があって、
でもヒーローじゃないから、
カッコ良さの演出をやりすぎてないし、
どこかゴルゴ13的な雰囲気のあるキャラで、
俺はそんなところに惹かれています。
そこにグローグーのお茶目さも相まって、
なんか絶妙にちょうど良いバランスに感じていて、
エピソード6の5年後とか関係なく
このドラマの世界を俺は楽しめています。
配信ドラマをどの程度踏まえたものになるのかも重要ですね。
「これまでのあらすじ」みたいなものを付けてシーズン1~3の続き(完結編?)として作るのか、
それとも基本設定だけサラっと流し、あとはこれまでのどこかに入る番外編的なお話にするとか。
ドラマを知らない人に、ボバ・フェットと似て非なるディン・ジャリンの説明をするのは難しそうだし、グローグーも意外に可愛いと人気になってるようではありますが、キャラ設定としてはこれまた説明に苦労しそうだし。
またシリーズのキャラクターでゲストで出てきそうなのは、せいぜいボバとルーク、アソーカくらいだろうからそれが観客にアピールするものになるのかどうか。
『ハン・ソロ』は失敗しちゃったけど、本当は『オビ=ワン・ケノービ』や『アソーカ』みたいなお話の方が、お客さんには説明しやすいし、最大公約数的には求められてるんじゃないかなと思っているので、そこで敢えて『マンダロリアン&グローグー』を映画化するというチャレンジ精神は買いたいところです。
それと、これは<SW>だけじゃなく<MCU>にも感じてるんですが、ドラマ作品を再編集した劇場公開版を作ってくれないかなと思ってます。
クオリティ的にもスクリーンで見たいし、それを取っ掛かりにノーカットの配信ドラマに興味を持つ人もいるんじゃないかと思うんですよね。
<SW>なら『オビ=ワン』とか、<MCU>なら『ファルコン&ウィンターソルジャー』とか。