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『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』

1作目が1996年でこの5作目が公開されたのは2015年だったから、シリーズが始まってから20年近く経過したことになるのだが、トム・クルーズは老けないなあ。
1作目の時が33~4でこの頃はもう52~3歳なのだが、40代前半か下手すると30代後半に見えなくもないし、実はトム・クルーズより8つも年下のベンジー役のサイモン・ペッグの方が、場合によっては上に見えてしまいそうなのだから、そのアンチエイジングぶりは驚異的。
もっとも最新作の予告編を見ると、年相応というか一気に老けた感があるのだが。

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』_e0033570_20355581.jpg前回に引き続き今回もIMF内部に裏切者パターンではないが、今度は英国諜報部内で何やらキナ臭い動きがある、というストーリー。
流石に東西冷戦下で両陣営が一触即発の状態になったり、世界征服を企む秘密組織が暗躍したりという訳にはいかないだろうから、身内同士で腹の探り合いをするというところに落ち着くのだろう。
スパイ物もなかなか難しい。

またこれまでこのシリーズは連続性にはあまり頓着してこなかったのだが、3作目でのイーサン・ハントの結婚の顛末、4作目で仄めかされた「シンジケート」の謎など少しずつ次回作へ持ち越すようになってきた。
これまでのシリーズを見続けてきたファンには、お馴染みさんとの再会は嬉しいだろうが、新規のお客さんにとってはハードルが高くなるという点では諸刃の件ではある。
ただ、これぞシリーズ物の”強み”でもあるので、今後の作品でも上手く使って欲しいものだ。

今回のヒロインはレベッカ・ファーガソン。
ハントと互角に渡り合えるというシリーズでは初のヒロイン像で、都合3作品に出演することになったということはファンにもスタッフにも愛されたのだろう。
まあ、それでもクドいようだけど自分の推しは、序盤であっさり退場しちゃうハーマイオニー・コーフィールドなんだが。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/23542558/
https://odin2099.exblog.jp/27476819/


by odin2099 | 2025-05-17 21:23 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』)


by Excalibur(エクスカリバー)
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