『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』
2025年 05月 20日
そのせいなのかストーリーも登場人物もかなり違うのだが、マイクル・クライトンはその件については納得ずくだったとも、あるいは逆に激怒してスピルバーグとは絶縁したとも伝わる。
はたして真相は如何に?

他にジョン・ハモンドやレックスとティム姉弟も出てはくるが、殆ど顔見せ程度。
皮肉屋で主役向きとは言いかねるマルカムが主人公なのは正に皮肉だが、前作の事件を契機に丸くなったのか、かなりの良識人に変貌したのはちょっと意外。
そしてそんなマルカムが真面に見えるほど、今回新たにメイン格となったキャラは自分勝手な連中ばかり。
なのでメンバーが次々と犠牲になろうとも、コイツらなんてどうでもいいじゃん、みたいな気分になってしまうのはどうも宜しくない。
もっと人間味溢れる、感情移入出来て同情を引くような面々だったら良かったのだけれどな。
一応今回の元凶ともいうべきキャラだけは、しっかりと落とし前がつくので一応溜飲は下げられるのではあるが。
本作のヒロインはジュリアン・ムーアで、世界三大国際映画祭すべてで女優賞を受賞したという演技派。
となるとそのフィルムグラフィーは文芸作品や芸術性の高い作品で埋め尽くされてるかというとそうではなく、ハリウッドの娯楽作品、SF映画、アクション映画、サスペンス物等々にもジャンジャン出演しているし、おまけに50代になってもバンバン脱いでくれるという稀有な女優さんだ。
シリーズ5作目、6作目には初期のメインキャストが復帰していたが、本人もオファーがあれば再演も辞さずという構えらしい。
次回作には声かけて欲しいもんである。
<過去記事>
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