『ざつ旅―That's Journey―』＃3

第７旅「神様と出会える街？ そして…」

伊勢湾に行く予定のちかは、りりから「神様に会いにいこう」と誘われ、三重県伊勢市へ。
伊勢神宮で英気を養い、グルメも満喫。
夜、お酒を飲んで赤らんだりりに見惚れていると、お酒との出会いを語ってくれて……。

『ｍｏｎｏ』や『ひびめし』に較べれば早いとはいえ、月曜22時半から放送の『ざつ旅』も結構いい時間。
リアタイ視聴者には、やはりかなりキツい飯テロ番組のはず。
皆さん、どうやって誘惑と向き合っているのだろう？

それにしてもアニメ版『ざつ旅』、スタッフの苦労が偲ばれる。
連載が始まって割と早い段階でコロナ禍になり、旅に出られなくなった主人公は色々苦労する羽目になるのだが、流石にその当時の様子をそのまんまアニメには出来ないので、オリジナル要素を加えながら原作をアレンジし、今”現在”の『ざつ旅』として作ろうとしているのだが、レギュラーキャラの色付けも上手くなされているので、アニメとしても面白い作品になり得ている。

しかし『ｍｏｎｏ』、『ひびめし』、『ざつ旅』…。
美しい風景、景色を描こうとするなら、今はアニメという表現手段が最適なんだろうか。
だとするとちょっと悲しい。
ちょっとズレるけど、時代劇もやがてそうなるのかな。
あるいは”特撮映画”の範疇にカテゴライズされるようになるのか――。