『エマニュエル/カンヌの悦楽』(1993)
2025年 05月 29日
エマニュエルはプロデューサーのアランに、カンヌ映画祭の大賞候補であるサムを映画祭に参加させるよう頼まれる。
エマニュエルはその頼みを引き受け、マスコミ嫌いのサムが引きこもっているバリ島へと向かう。
ナターシャ・ヴァーミアー版から戻って、マルセラ・ワレンシュテイン版の第4話を鑑賞。どちらかというとマルセラ・ワレンシュテインの方が愛嬌があり、プロポーションも奇麗なのでナターシャ・ヴァーミアーよりも好みかな。
それに何故かマルセラ版の方がボカシが少ない(小さい)ように思える。
やってることはあまり変わらないような気もするが、例えば全裸の女性を正面から捉えたショットはヘアーもバッチリ映っているにも関わらず、その女性が相手の男性の下着を正面から脱がせようとすると、何故か急に男性が後を向いたりで局部は映さないような工夫を凝らしたりといった、気配りの差なのかも知れないが。
さて今回のお話も、機内でエマニュエルがマルコに語るというフォーマットだが、ずっとサムが中心に動いていく。
これまでのエピソードは、一つ一つが関連しながらも独立した連作短編集だったので(登場人物も途中で変わり、また増えていく)、毛色が違っていてちょっと面白い。
サムの両親が秘薬で若返ってやりまくり、終いには乱交パーティーにまで参加するといった番外編的なショートストーリーも挟みつつ、サムが運命の女性と出会い、結婚し、子供が生まれるものの倦怠期を迎え…という感じだし、その時々でエマニュエルが取った行動に対し、マルコが否定的見解を述べるというのもこれまでになかったパターンだ。
7話もあれば、色々なヴァリエーションが出てくるのも飽きさせない手段だろう。





