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『ウルヴァリン/SAMURAI』

かつて長崎に原爆が投下された際に、ローガンによって命を救われたヤシダ。
その後巨大企業の総裁となったヤシダだったが病に侵され、死を目前にしてあの時のお礼をしたいとローガンを招く、とここまでは良い。

だがそのお礼というのが、不老不死、不死身のローガンを死ぬことの出来る身体にするというもの。
でも原作コミックはいざ知らず、こと映画版<X-MEN>シリーズを見る限り、ローガンは死ねない身体を呪いと思っている訳でも、常に死を求めている訳でもなさそうだ。

本人の希望を聞かずして、一方的にローガンに死を与えようとしているなら単なる殺人犯だし、実際はローガンからその驚異的な治癒能力を奪い、自らの延命に役立てようとしているのだからただの老人のワガママだ。
これがローガンの能力を奪うのではなく、その能力を研究して延命を図りたいということであったなら、多少は同情の余地もあっただろうに。

『ウルヴァリン/SAMURAI』_e0033570_0444142.jpgということで今回はお節介野郎とその家族、グループ企業、政界関係者などのお家騒動に巻き込まれたローガン受難の巻。
眠る度にジーンの亡霊に悩まされて悪夢を見、起きてる時は何度も殺されかけるという具合に、ローガンにとってはまことにお気の毒な展開だ。

そして大々的な日本でのロケを敢行ということで、甦る『007は二度死ぬ』の記憶。
あの頃に較べれば”特別な日本”ではなく、日常生活(といって良いものやら)の中の日本が切り取られているといっても良さそうなのだけれども、メインとなる登場人物に日本人が多いだけで、舞台としては必ずしも日本でなくても成立しそうなのがちと残念。
大企業の創業一家の豪邸なのだから、仮にアメリカにあったとしても問題なさそうだ。
そして屋敷の護衛に変な忍者集団が付いていることも。

日本人俳優としては真田広之がビリングトップ。
メインヴィランではなく前座扱いではあるものの、同じマーベル作品の『アベンジャーズ/エンドゲーム』よりは出番が多いのは一応は俳優として認められている証拠なのだろうな。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/21072478/
https://odin2099.exblog.jp/24084481/
https://odin2099.exblog.jp/27297407/


by odin2099 | 2025-05-31 20:46 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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